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基本作業 ブドウの育て方 ~種からチャレンジ~

タイトル:基本作業 ブドウの育て方 ~種からチャレンジ~

追記:2020年3月28日に3年目春の剪定前後の写真を追加しました。



折角ブドウが種から大きくなったので、ちゃんと管理したいと思いまとめました。
種~1年目は、実際にやった作業を元に書いてます。

【ブドウの育て方について】

目次
・ブドウについて
・作業の時期について
・種撒きについて(記憶を頼りに)
・植替えの手順
・剪定について
・置く場所について
・病気、害虫について

●ブドウについて

科名属名:ブドウ科ブドウ属
   つる性落葉果樹


●作業時期について



・植え替え作業:落葉後の11月~翌2月
・剪定作業:落葉後の1~2月
・肥 料:2月、開花後の6月、結実後の9月
・水やり:乾いたら与える程度

●種蒔き ※記憶を頼りに書いてます

・種はよく太ったものを使います。
・種についている実(果実)は、良く落とします。
・種蒔きの時期は秋(9~10月)です。
 それ以外の時期に種を用意した場合は、種の消耗を防ぐためにラップに包み
冷蔵庫で保管しておく。

 用意するもの:
 ・底と側面に水が通る用に穴を開けたプラコップ
  写真のように何か所かあけています。穴は小さくてかまいません。

 ・100均などで買える水切りカゴ。
  注)水切りカゴがどんなものか説明するための写真なので、
    実際に植えられているのは違う植物です。

 ・ブドウの種
 ・用土のバーミキュライト

 1.穴を開けたプラコップに、バーミキュライトを入れたものを用意します。

 2.種を深さ2cmくらいに植えます。

 3.底の網ギリギリに水を張った、水切りカゴに並べます。
   プラコップの底が浸かるか浸からないか位にします。
   水に深く浸かり続けると、用土がずっと水が多い状態になる為です。
   バーミキュライトは水を吸い上げる力が強いので、少し浸かるだけで
  十分表面まで水がいきわたります。

 4.春まで肥料はやりません。

 5.水やりを朝夕2回くらい、上から水をやるのではなく、コップの底を
   水に浸ける感じで与えます。

 ちなみに、お菓子に使われていた生のブドウの種を使ったのですが、
5個蒔いて、1個芽が出ました。


●植え替え・管理(芽が出て1年目)

・本場が数枚(4,5枚?)出るまでいじらない。
 ・植え替えは、加湿を嫌うため水はけのよい土で行う。

 用土:底は赤玉(大)
    メインは赤玉(小)とバーミキュライトを
    赤:バ=1~2:1 で合わせたもの
  水はけと保水のよいものを

 土を落としたくないので、先に鉢を用意。

1.鉢の底穴が隠れる程度に、赤玉(大)を入れます。
   2~3cm程度。

2.土を赤玉(大)が隠れる程度入れます。

3.プラコップから苗を、そっと土ごと取り出し、鉢に株を置きます。

4.土を周りに入れていきます。
  苗を傷つけないように気をつけてください。

5.株の周りに肥料を与えます。(緩効性マグファンプK使用。)

6.鉢の底から流れる位、水をたっぷりと与えます。


・水は乾いたら与え、液体肥料を2週間に1回程度与えてました。
  ※液体肥料は他の植物に与えるついでに。 
12月下旬撮影
・伸びてくると自立できなくなるので、まっすぐな支柱を立て、支えます。
 写真のようにしていました。あまりに伸びたので途中で摘芯しています。
 (理由)植えたのが5号鉢だったので、ちょっとの風で倒れてしまうためです。
  それでも1m近くあります。


●植え替え(2年目以降)

・過湿を嫌うため、水はけのよい土で行います。
・落葉時期は根をいじっても大丈夫ですが、葉のついている時期にはNG。
・鉢植えの場合、根詰まりを防ぐため、2~3年に1回植え替えが必要です。

 用土:赤:バ=1~2:1くらい。

1.鉢から苗木を用土ごと抜きます。

2.根をかるくほぐす。土はできるだけ(やさしく)取り除きます。

3.鉢の底に赤玉(大)をいれ、鉢穴を隠す&水はけ良くします。

4.土を赤玉(大)が隠れる位いれ、元肥えを入れます。

5.元肥えが隠れる位に土を入れ、、苗木を置きます。

6.苗木を支えながら、土を周りに入れていきます。

7.土を入れたら、支柱を立てます。

8.表面にも肥料を施します。

9.枝を支柱の上の方でぐるりと丸く束ねます。
  無理に行って苗木を傷つけないように注意します。

10.鉢の底から流れる位、水をたっぷり与えます。

●剪定について

・ブドウを結実させるには「よく充実した芽を残す」事が重要です。

・枝は、主幹から4~5節の残して切ります。
 ※前年の枝の葉の付け根に芽ができ、それが伸びて成長・実が付きます。

・1節に2芽以上伸びている場合は、かきとって1芽にします。
 ※栄養が分散するため。

・伸びた枝からさらに出る「副梢」は、葉を1~3枚つけ、剪定します。
 ※余りに茂る場合は、状況に応じて副梢はかきとります。
・副梢からさらに出てくる「孫梢」はすべてかきとり(剪定し)ます。

・夏に果実がなった枝をよく見て覚えておき、その枝を残すようにします。

・芽が出て2年目は、樹を太らせることに重点を置く方が良いです。

●2回目冬(2020年1月)の剪定・植え替え前と後。


●3年目春(2020年3月)の剪定:新芽をさらに半分くらいに書き取っています。
※上とは別の鉢植え。

●置き場所について

・日の良く当たる場所に置きます。
・寒さには強いので、戸外管理で大丈夫です。

●病気・害虫について

病気は、
 ・ベト病(5~6月) 主に葉
 ・晩腐病(6~7月) 実が腐る
 ・黒とう病(4~5月)
 ・さび病(6~7月)
 ・褐斑病(5~6月)
 など大体、春~初夏にかけて発生します。
 落ち葉などを介して感染、広がっていくので、落ち葉など取り除きます。
 ⇒常に樹の周りをきれいに!!

害虫は、
 ・ブドウトラカミキリ(枝)
 ・ブドウスカシバ(枝)
 ・フィロキセラ(根)
が影響を及ぼします。
枝が枯れていたり、木くずが出ていたら幼虫を探すします。


ブドウは、販売されているのが苗木からのスタートがほとんどで、
種からのことがあまりなかったので書きました。
種を植えたのが2017年の秋のことです。記憶にある分を書きました。
これを参考にしていただき、観察しながら栽培していただけたらと思います。

参考になれば、幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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