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信太森神社へ ~白狐伝説と大クスのある神社~

こんにちは。
今日はJR阪和線の北信太駅のそばにある、「信太森神社」に行ってきました。

JR北信太駅を出ると、すぐに鳥居が目に入ります。
ここから、まず4基の鳥居があります。

神社の入口の左右には狐がいます。
左が巻物をくわえ、右は珠をくわえています。
信太森神社は別名を「葛葉稲荷神社」といいます。

由緒が書かれた看板です。
和同元年(708年)に創建されたとあります。

この神社には白狐にまつわる伝説があります。
伝説がかかれています
安倍保名(あべのやすな)が、あるひ数人の狩人に追われていた白狐を助けた。そのとき保名は負傷したが、白狐が葛の葉という女性に化けて介抱してくれた。そして夫婦となり、童子丸(のちの安倍晴明)という子供を授かった。
子供が5歳の時に正体がわかってしまい、葛の葉は去り際に
恋しくば 尋ねてきてみよ 和泉なる
 信太の森の うらみ葛の葉
という歌を残して、信太の森へ帰ったと伝えられている。

神社の入口横には、歌がシャッターに書かれた地車庫があります。

入口を入ると、本殿の方を向いて、左手に社務所、右手に手水舎があります。
社務所
手水舎
 本殿まではさらに2基の朱塗りの鳥居と、石造りの鳥居をくぐって行きます。

本 殿
神社の紋は葛の葉です。
最後の鳥居から本殿前までに2対の狐が置かれています。
本殿です。「葛葉稲荷大神」とあります。
紋はもちろん葛の葉がモチーフ

葛の葉稲荷のクス

本殿横にある、大きな楠木。
クスの前には2つの社があり、
左:楠大明神(白竜の神様)
右:楠本大明神(白狐の神様)
が祀られています。

楠木のご利益は
①縁結び・良縁
 根本より2つに分かれているので、夫婦楠といわれている
②学業成就
 枝ぶりが四方に繁茂しているので、千枝(知恵)の楠といわれている


葛の葉稲荷のクスは和泉市指定天然記念物。
樹高:21.0m、幹回り:11.0m(ただし幹は二つにわかれている)
東側幹回り:5.8m、西側幹回り:6.9m

何らかの原因で元々の幹が枯れてしまい、その後新たに2つの芽が出て成長したと考えられている。元のクスなら樹齢2000年ともいわれるが、現存する2つの幹に関しては、新たな芽が出てからの樹齢は700年前後。それでも十分長生きです。


本殿と比べるとその大きさがわかります。(本殿の左にあるのが葛の葉稲荷のクス)
大きいです。


姿見の井戸
某所の井戸のように姿が写らないと3年以内に死ぬみたいなことはない。
伝説にちなんで、交通安全を願う人々が姿を写す井戸。姿を写しておけば、無事に帰って姿を写すことができます。


入口横の境内配置図
境内には他にもたくさんの神様が配置されています。
その数62!
無いご利益を探す方が難しそうです。
いろんな神様がいますね。
ここだけで事足りそうです。
(多すぎるので、写真はカット)

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所在地:
大阪府和泉市葛の葉町1丁目11番47号
アクセス:
JR阪和線「北信太駅」から徒歩5分
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ここまで読んでいただきありがとうございました。

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