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ブドウの育て方 ~最初の方に出た古い葉が黄色くなりました~

こんにちは。
今日、ブドウの鉢植え(一番メインの鉢)を見ていたら、今年一番最初の方に出たの数枚が、葉が黄色く変色しているのに気が付きました。

変色している葉の様子です。
葉全体が真っ黄色になっているものもあれば、上の写真のように、斑点状に模様が入りながら黄色くなっている葉もあります。

昨日、サルスベリやミニトマトのうどんこ病の対策をしましたが、「もしかしてブドウも何かしらの葉の病気(カビが原因)に??」とまず思いました。

まずはこれが何が原因のどんな病気かを考える必要があります。
ブドウがなりやすい葉の病気として、
・うどんこ病 ・褐斑病 ・べと病 ・灰色かび病 などがあります。
これらは「カビ(糸状菌)」が原因で起こるので、病変部分の葉の表面(裏面)をよく見るとカビが生えています。

撮影日:6月26日、葉の表面
こちらは葉の表面です。
色は変わっていますが、昨日のサルスベリのようなカビなどは見られません。
変色しているだけのようです。

撮影日:6月26日、葉の裏面
葉の裏側を見てみます。
葉の裏側ですが、こちらも変色してるだけで、カビのようなものは見られません。

取敢えず、カビが原因の病気ではないようです。

原因がわからないことには、対策の練りようがないので、もう少し調べてみます。
黄色く変色し、斑入りになるものとして、「Mg(マグネシウム)欠乏症」「カリウム欠乏症」などの生理障害があるようです。

マグネシウム欠乏症の場合、葉緑素の構成成分であるマグネシウムが不足すると、葉緑素の生成が抑制され、葉に黄化症状や壊死班が生じます。またマグネシウムは移行し易いことから、古い葉から成長の盛んな部位に移行し、症状は古い葉から生じます。

プロの方のブログを拝見しますと、あまりブドウを伸ばすと、それに必要な養分の供給のために全体としてのバランス(充実)を崩す。新梢を伸びっぱなしにしていると欠乏症になることがあると。

⇒ということで、今まで伸びっぱなしにしていたメインの2本の新梢は、摘み取り、伸ばすのはここまでにすることにします。そろそろ行燈のスペースもなくなってきたことですし。

ということで、,メインの成長の盛んな新梢2本の先端をカットしました。
これからは、副梢と下の方に出ている新梢1本を、様子を見ながら剪定です。

取り除いた葉、およびカットした新梢(2本)。
これで株のバランスがうまく戻り、葉の黄化が止まれば(ゆっくりになれば)いいと思います。
※自然になる分は除く。


マグネシウムの追加:
マグネシウムが配合されている肥料を、植木鉢に施肥します。
使用しているマグァンプKは、マグネシウムが多めに配合されています。

施肥しました。
植木鉢の中のマグネシウム量を増やします。


【おまけ:クサカゲロウの幼虫発見】
ブドウの葉が黄色になった時に、原因を調べるために幹(枝)や他の葉のを異変がないか確認していました。
その時に見つけたのが、
撮影日:6月26日、クサカゲロウの幼虫
丸印の中にいる、小さな虫。
アブラムシやハダニ・アザミウマなどの天敵、クサカゲロウの幼虫です。
トコトコ歩いていました。
こういう虫が来ているので、なるべく不要な殺虫剤・殺菌剤は散布したくないものです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。

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