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薬師岳に行ってきました ~1日目:折立登山口から太郎平小屋~

こんにちは。
7月8日(月)に大阪を出発し、7月9日(火)、10日(水)の2日間、富山県にある薬師岳に行ってきました。

今回使用した薬師岳の登山口は、有峰湖そばにある「折立登山口」です。
この有峰湖、北陸電力が管理しており、ここにつながる有料道路は、通行できる時間が決まっています。
AM6時~PM8時の間のみ通行できるので、行くときは注意が必要です。
又、大雨が降ると通行規制がかかるので、行く前にホームページで確認を。

【7月8日(月)】
7月8日に亀谷温泉で温泉に入り、すぐそばの亀谷連絡所から有料道路へ。
折立登山口そばの駐車場に止めます。
※キャンプ場も併設。ここに止められないと、数キロ先の駐車場に止めて歩くことに。。


【7月9日(火)】
7月9日、朝4時に起き、どん兵衛で朝ごはん。
5時過ぎ、身支度を整えて出発します。
今は、夏至すぐなので日が長く、4時過ぎくらいから周りは白み始めます。

駐車場すぐの、薬師岳登山口。
ここから、今回の宿泊場所の山小屋「太郎平小屋」まで、900mの標高差を上がります。

登山口入ってすぐのトイレの向かい側にある建物のドア。
登山届を事前に提出していない場合、現地で提出できるのは登った先の太郎平小屋。
そこまでは登山扱いでないのか??

入口すぐのコナラ類の大きな木。(細かい種類わからず)

進むとすぐに、冬の薬師岳の東南稜で遭難した愛知大学学生の慰霊碑が。
今一度、無事に登山できるように気を引き締めます。

最初はこのような樹林帯を上がっていきます。
道の左右には、ゴゼンタチバナや、ツガザクラ、ツマトリソウなどの野草が咲いています。
ゴゼンタチバナ
ツガザクラ
ツマトリソウ
金剛山で見損ねた、ギンリョウソウも生えています。
透き通った白色です。
ギンリョウソウ
折立登山口からしばらく上がると、通商「アラレちゃん」と呼ばれる看板が。
登山口からこれといった標識などが全然ないので、これが見えたら一安心。
通商、アラレちゃん
立派な檜の大木の横を通過し、ミズバショウが生える場所を通過し、登っていきます。
ミズバショウって、尾瀬みたいな湿地に生えるイメージがあるのですが、普通に登山道に生えてました。花が終わって、葉がかなり巨大化してます。
ヒノキの巨木
ミズバショウ生える登山道

登り始めて2時間ほどで、「三角点ベンチ」に到着。
ここには三角点のしるしとベンチがあります。
三角点ベンチ
ベンチで少しまとまった休憩をとります。
おやつのミルクブッセを食べます。

三角点ベンチから、薬師岳の方を見ますが、雲に隠れていますねえ。。。

三角点ベンチを過ぎると、樹林帯から高山帯に入ります。
大きな木が急にへり、ナナカマドやチングルマなどの高山植物がはえる平原になってきます。

上:チングルマ(花)、下:チングルマ(綿毛)

三角点ベンチからは、このような標識が0.5~1kmごとに設置されています。
また、休憩のベンチが設置されている所もあります。
目的地に近づいていくのが感じられ、励みになります。

三角点ベンチまでの樹林帯では、全体が出ていたギンリョウソウも、ここではやっと出たばかりのようです。


三角点ベンチと太郎平のほぼ中間点まで来ました。
地図で見ると、あと1/3くらいの地点です。

場所によっては、写真のように登山道の脇が「麻の網」で覆われている所があります。
荒れてしまった植生を回復させるための処置なので、間違っても入らないように。
登山道の整備がしっかりされていて、頭がさがります。
登山道左が麻の網で覆われて、保護されています。
あと1kmまで来ました。
もう一息。
 石を敷き詰めた登山道や、木道の比率が高いです。
整備の労力を考えると、すごいです。

残雪もあったり。
10時45分、無事に太郎平小屋に到着です。
太郎平小屋玄関、到着です!

取敢えず、今日はここまで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。

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