注目の投稿

天満宮の本拠地(総本宮)、太宰府天満宮に行きました

タイトル:天満宮の本拠地(総本宮)、太宰府天満宮に行きました。

こんにちは。
先日大分の別府に行ったとき、「九州に来たので、こちらにも顔を出しておこう」と、福岡県太宰府市にある『太宰府天満宮』へお参りに行ってきました。

いつも鶏に会いに手を合わせに行っている助松神社の御祭神は菅原道真公。
道真公をお祀りする天満宮のトップ、全国約12,000社の総本宮が太宰府天満宮なのです。


駐車場に車を停め、一度、西鉄太宰府駅の方へ。
参道は、ここから続いています。
平日ですが、さすが太宰府天満宮。参道には観光客がいます。
参道沿いには、お土産屋さんなど並んでいますが、いい匂いがそこかしこからしています。
太宰府天満宮の名物『梅ヶ枝餅』を製造販売しているお店からです。
何人もの人が、梅ヶ枝餅を食べ歩きしています。
店は何軒もあって、それぞれ少しづつ違います。

梅ヶ枝餅とは?
あんこの入った餅菓子に、梅の焼き印が押されたもの。
ちなみに、同じく福岡県にある宮地嶽神社には、焼き印が梅ではなく松の、松ヶ枝餅というものがある。
これはちょっと梅の焼き印がわかりにくいですねえ。。。↑↑
お参りあとに嬉しい甘さです。美味しい~。


参道から何個かの鳥居をくぐると到着。
左の石碑にはでっかく「太宰府天満宮」と書かれています。
鳥居の右側の建物は案内所。

石畳みを歩いていくと、心字池に掛けられた、赤色の太鼓橋があります。
※心字池・・・漢字の心の形に形作られた池。
周りの楠の木の緑に映えます。
横から見ると、カーブはこのくらい。

ただ、橋の段が少し斜めになっているので、雨の日など滑りやすい日は注意です。
橋は、この太鼓橋・平たい平橋・もうひとつの太鼓橋と3つからなり、過去・現在・未来を表すのだとか。


太鼓橋を渡り進んでいくと、身を清める手水舎があります。(写真忘れ)
ここで手と口を漱ぎ、身を清めます。

この隣には、麒麟と鷽(ウソ)の像が。
青銅製の像なのですが、あまりにきれいなのでつい最近できたのかと思いきや、奉納は嘉永五年(1852年)!!150年以上前のものです。
左:麒麟は中国の空想上の動物。聖人が現れて王道を行うと出現すると伝えられている。
右:鷽(ウソ)は天神様の使いとされている鳥です。

天満宮では鷽替えという神事が、毎年1月7日に行われます。
これは、鷽(ウソ)が嘘(ウソ)に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉となるよう祈念します。


本殿の前には立派な楼門があります。
現在の楼門は大正3年(1914年)に再建されたもの。
楼門の向こうに本殿が見えます。


一礼してから楼門をくぐると、本殿が。
本殿にむかって、右手にあるのが、かの有名な「飛梅」です。
道真公は太宰府に左遷されたわけですが、京都を出発するときに、道真公の邸宅である紅梅殿の梅に別れを惜しみ、下の歌を詠みました。
東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて春は忘れそ
意味としては「春が来たら美しい花を咲かせておくれ。主人の私がいないからといって、春が来たことを忘れてはいけないよ。」ということ。

これを聞いた梅が、道真公を慕って、一夜のうちに京都から太宰府に飛来したというもの。
梅、健気です。


反対側(本殿に向かって左側)は橘の木が植えてあります。
本殿から見ると、左近の梅、右近の橘になっています。


本殿にお参りした後は、御朱印を頂きました。
帰ってから、以前もらったものと見比べてみたのですが、右上の印が違ったり、奉拝があったりなかったり、違います。

御朱印をもらう間に周りをみていると、『「檜皮」ご奉賛のお願い』が目に留まりました。
なになに、令和9年(2027年)に御祭神菅原道真公が薨去(こうきょ)されてより1125年という大きな節目を迎えるにあたり、国指定重要文化財「ご本殿」の大改修を始め、楼門などの建造物の檜皮葺き替え工事を予定していると。
菅原道真公を日々お参りしている身としては、やはりするべきかと。
檜皮 一口2,000円より。

奉賛させていただきました。
本殿に使われる分になるといいな。

奉賛のお礼にということで、このようなものをいただきました。↓↓
御礼状と梅茶(3本)が入っていました。
梅茶は、北野天満宮さんのですが、大学受験の時に受験合格祈願セットに入っていたので、懐かしい。
お味は、大好きな味。何杯でも行けます。
※3本は、すぐになくなりました。美味しかった(*'ω'*)


帰りは、駐車場の方の出口へ直行です。
すると、目線の先に不思議なものが。
本殿と楼門をつなぐように建てられている建物の一角にクスノキが。切らずに建てるとこうなったという感じです。


結婚式などをする誠心館という建物のすぐ横に、大きな楠木が。
これが国の天然記念物に指定されている「大樟(楠)」です。
天然記念物には大正11年に指定されました。
樹齢千年とも千五百年ともいわれ、高さ39m、根回り20m、目通し12mの巨樹(看板の説明より)。
太宰府天満宮の創建が延喜19年(919年)とされているので、ほぼできた当初から(又はその前から)生えていることになります。
にもかかわらず、葉がしっかりと茂っています。
クスノキは、樟脳の原料であり、虫が付きにからですかね。

また、この大楠に限らず、境内には大きな木が多いです。

参拝は以上になります。

太宰府天満宮境内略図


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●菅原道真公について
天神様は、「学問・至誠しせい・厄除けの神様」として崇められています。

京都で生まれ、幼少期より学問の才能を発揮され、努力を重ねられることで、一流の学者・政治家・文人としてご活躍。
しかし、無実ながら政略により京都から大宰府に流され、ご生涯を終えられました。
その後、道真公の無実が証明され、「天満大自在天神てんまだいじざいてんじん」という神様の御位を贈られ、「天神さま」と崇められるようになりました。

太宰府天満宮があるのは、道真公の御亡骸を牛車に乗せて運んでいた時、牛が伏して動かなくなり、これは道真公の御心だと埋葬された地。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。
↓メインこれなので

ガーデニング初心者ランキング

コメント