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2020年6月10日にゅうより望む |
新型コロナウイルスの影響で、非常事態宣言が出ていましたが、やっと解除されました。
とはいえ、まだ克服されたわけではないので、マスク着用など対策には注意を払いつつ、久しぶりの山に行きました。
いつもなら、金剛山などでトレーニングしてから遠征に行くのですが、とてもそんな状況ではありませんでした。
久しぶりの山登りなので、
・高低差が低くて済む。
・行動距離(行動時間)が短くて済む。
という条件を満たす北八ヶ岳に決めました。
今回は、
一日目:白駒池駐車場から高見石小屋まで
二日目:高見石小屋から中山、にゅうとのぼり、白駒池から駐車場に戻る
というルートで行動しました。
【目次】
・6月8日:移動日 松本に寄って諏訪湖へ
6月8日は、野暮用(DQウォークのお土産)で一旦松本まで行き、松本城へ。
烏城の異名を持つ国宝「松本城」をチラりと見た後、今夜の宿泊地の諏訪湖へ向かいます。
その途中、松本市内から「槍の穂先」が見えました。
真ん中の、尖った三角の部分が槍ヶ岳です。
市内からちょっとだけですが、見えるんですね。
撮影したのは、松本市の鎌田の交差点からです。
諏訪湖に移動して、諏訪神社下社秋宮の近くを通り、諏訪湖のほとりにある日帰り温泉「片倉館」へ。
この片倉館、建物が重要文化財の温泉施設です。
ここについたのが、19時20分。
本来の営業時間は21時までなのですが、この日は新型コロナの影響で、20時までの営業でした。
入口で、名前と連絡先を書き、検温を済ませて中に入ります。
中は、昭和レトロな雰囲気があります。
千人風呂と呼ばれる大きなお風呂(底に石が敷かれていて、中心は立って入る深さ)があるのですが、時間が無いのでちょっと入っただけでした。
もし来ることがあったら、ゆったり入りたい。
片倉館の公式ホームページは、こちら。
ちなみに、入浴料のJAF割引、モンベル割引がありました。(2020年6月8日時点)
ボディソープとリンスインシャンプーの備え付けあり。
女子の方は洗面台の所にドライヤーもありました。
入浴後は、諏訪湖の湖畔の公園にて車中泊。
明日に備えます。
・6月9日:一日目 白駒池駐車場から高見石小屋へ
朝、諏訪湖から国道299号線(メルヘン街道)を通って、登山口のある白駒池駐車場へ。
今回、北八ヶ岳にしたのは、標高2100mの白駒池登山口まで車で行けるため。
高見石小屋は標高が2300m無いので、標高差は200m弱で済みます。
距離も下のデータを見てもらうとわかりますが、2km位ととっても近いです。
久しぶりの登山なので、このくらいが安心です。
YAMAPのデータより作成 |
白駒池駐車場(一日600円、1泊だと1200円)に車を停めます。
荷物を準備して出発します。
山小屋に泊まるのは少し心配だったので、今回はテント泊にしました。
荷物のほとんどを、ダーさん(旦那のこと)が持ってくれてます。
すだちのリュックは26L程度の小さいやつ。二人とも大きいのを背負っているわけではありません。
入ってしばらくは、このようにすごく整備された道です。
白駒池までは20分ほどで、普通に観光する人もくるためです。
途中、キャンプ場、白駒池、高見石方面への分岐があるので、高見石へ直接向かいます。
とても緩やかな登り道です。
北八ヶ岳は、「苔の森」と言われていて、苔の宝庫です。
地表や切り株など、苔にびっしり覆われています。
このように、いい感じの盆栽みたいな岩もありました。
特に鎖場など注意する箇所もなく。50分ほどで今日の宿泊地の高見石小屋に到着です。
現在、高見石小屋は小屋に泊まる場合は完全予約制です。
テントは、この時は当日現地申し込みOKでした。
申し込みを済ませ、テントを張りました。
今夜のお宿完成です。
この後、小屋の裏にある「高見石展望台」へ。
岩が露出して重なった高台です。
ここは、「ものを落とすと拾うことが困難」なため、飲食禁止です。ペットボトルや包装袋が落ちても拾えないので。
勿論、携帯など大事なものを落とさないようにも注意が必要です。
高見石展望台からの景色です。
真ん中に丸く見えるのが、白駒池です。
青空の青色がうつってきれいです。
この日は、なかなか気温が上がり、小屋の所では少し暑かったのですが、ここは風が通って気持ちがいいです。
完全に岩場なので、ストックは登る前に下に置いていった方がいいです。邪魔です。
※すだちは持って行って後悔しました。
高見石展望台から戻って、テラスの椅子でくつろいでいると、ホシガラスが近寄ってきます。
行く前も小屋の前を物色してました。
明らかに人馴れした感じがします。
小屋番の方に聞くと、どうも休憩している人がついナッツなどあげてしまうらしく、それを目当てに良く来るそうです。
※チョコとかチップスとかあげる人がいるようですが、ホシガラスには良くありません。
夕ご飯は、眠気に勝てず私は寝たため、なし。
疲れが来たようです。12時間寝ました。
・6月10日:二日目 中山、にゅうの頂へ
二日目は、中山、にゅうとピークを訪れて、白駒池駐車場に戻ります。
YAMAPのデータより作成 |
テントを片付けて、必要なもの以外は小屋にデポします。
※デポする:荷物など置いていくこと。
食べ物、飲み物の他救急セットなど必要なものを私のザックにいれて(もちろんダーさんが持って)出発です。
小屋を出て、まず中山展望台へ向かいます。
途中、登山道に雪の残る場所がちょこちょこありました。アイゼンは不要な程度。
※登山道に関しては、小屋からの最新情報などで確認を。その年によって雪の残り具合などは違うので。
1時間もしないうちに「中山展望台」へ到着。
展望台からは、まだ真っ白なアルプスの山々などが見えます。
景色が良いので、おやつタイム。
ブランデーケーキでエネルギー補給です。
中山展望台を過ぎ、中山のピークを過ぎたら、「にゅう」のピークを目指します。
にゅうと天狗岳のT字路を、にゅう方面へ、、、、と思っていたのですが、一回素通りしました。
YAMAPのデータの地図で、ちょっと出っ張っているのは、行き過ぎたから。
山の分岐あるあるです。
幸い、数分のロスで済みました。危ない危ない。
出っ張った先の所の「天狗岳中山峠」と「中山・にゅう」の標識で気が付けました。
中山方面からにゅうへの道はうっかりすると見落とすので、注意です。
標識はあるのですが、だいぶ上の方にあります。
にゅうへの道の分岐さえ気が付けば、道はしっかりわかります。
森の木々の間から岩の重なる山がみえたら、にゅうです。
今回のおやつは、コーヒーブッセ。
朝は富士山が見えたそうですが、私が着いたとき(11時過ぎ)には雲がだいぶ出ていたので、見えませんでした。残念。
富士山は見えなくても、景色は抜群です。
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にゅうをあとにし、白駒池に下ります。
途中、にゅうと中山はこちらという意味なのでしょうが、「ニュー中山」と書かれた看板がありました。カタカナ(しかも「ー」)を使うと、なんかどっかのホテル名みたいです。
1時間かからず白駒池に到着。
雲ってしまったので、池の色がいまいちでした。
ここでダーさんと二手に分かれます。
ダーさんは、高見石山荘へデポした荷物をとりに、私はいまあるリュックを持って直接駐車場へ向かいます。
白駒池から駐車場までは、20分くらいでした。
※ダーさんの方は、白駒池→高見石山荘→駐車場で、1時間ちょいでした。
久しぶりの山、いい眺めがみれました。
・黒曜の森の黒曜石
北八ヶ岳の森には、10か所程「○○の森」名前が付けられています。
その中で、メルヘン街道が通る麦草峠から入ってすぐの森に「黒曜の森」とつけられた場所があります。
※白駒池駐車場と麦草峠の駐車場は1km位の距離があります。
白駒池駐車場からも、白駒の奥庭と呼ばれる森を通っていくことが出来ます。
黒曜石の産地として、北海道の十勝地方や長野県の和田峠、東京都の神津島など有名ですが、ここ麦草峠も見ることが出来ます。
その黒曜石の名前が付いた森だけあって、地面を見ると、透明感ある黒っぽいガラス質の石がそこかしこに転がってます。
※実物はもっと透明感があります。
これで石器を作ったと思うと、古代ロマンを感じます。
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本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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