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こんにちは。
9月中旬に、小笠原ビジターセンターで、9月に見頃を迎えている「アサヒエビネ」の花が、旭山に咲いているという情報をいただきました。
旭山頂上からの景色、およびアサヒエビネの花 |
実際に行けたのは9月末だったのですが、まだ咲いていることを願いながら行ってみました。
【目次】
1.旭山の外観および、位置、ルートなど
2.旭山の様子
1.旭山について
二見港側から見た旭山。
岩肌がごつごつしていて、切り立った崖が見えます。
残念ながら港側には頂上へ登る道がありません。
現在地と書かれているところから山側に蛇行した「夜明道路」があり、それを上がって港と反対側から旭山に入る形になります。
YahooのMapだとこんな感じです。
旭山に入る道、書かれてないですね。
旭山について簡単に
標高:267m(旭山南峰:272m)
旭山は流紋岩の溶岩で出来ています。
道中にある、動物注意+落石注意の看板
小笠原諸島には、かつて人によって持ち込まれ、野生化した「ノヤギ」がいます。
(草木を食い荒らし、山を荒らすので、駆除対象になっています。)
そのノヤギが夜明道路周囲にもおり、道路を横断したりするので「動物注意」の注意書きと、落石注意の注意書きがあるのですが、この2つを1つの図案で表した結果、このような標識になったみたいです。
どう見ても、ノヤギが石を下に落としているようにしか見えません。。
奥村と旭山の境界線
住所的な境界線であって、旭山への入り口はまだまだ先です。
長崎展望台
水平線左の島が「兄島」 |
夜明道路を上がっていくと「長崎展望台」と書かれた標識があります。
兄島と、父島と兄島の間を通る兄島瀬戸を一望できる展望台で、夜明道路にある長崎展望台の標識からすぐにつきます。
(標識の写真撮り忘れました。)
(標識の写真撮り忘れました。)
枕状溶岩の岩肌
長明展望台を過ぎ、夜明道路をもう少し上がっていくと、途中トンネルがあります。
このトンネルを抜けると「枕状溶岩」の様子がよくわかる岩肌があります。
説明のプレートもあります。
説明のプレートもあります。
父島列島の大部分は4800~4500万年前に噴火した海底火山が後に隆起してできました。
枕状溶岩は、その様子を垣間見ることができることの一つです。
枕状溶岩は、その様子を垣間見ることができることの一つです。
この枕状溶岩は、枕が積み重なったような形をしていて、粘性の低い溶岩が水底を流れ出たときにできます。
溶岩表面は直ちに海水で冷却されるため、黒いガラス質の膜のような袋(枕)になり、それが破けてまた次の袋ができます。それが次々起こるので、枕が並んだような構造になります。
溶岩表面は直ちに海水で冷却されるため、黒いガラス質の膜のような袋(枕)になり、それが破けてまた次の袋ができます。それが次々起こるので、枕が並んだような構造になります。
これを見た後に、露出した岩肌を見ると、それとなくわかる箇所があちこちあります。
2.旭山の様子
旭山山頂までは0.8km(800m)、旭山南峰までは0.7km(700m)。途中0.4kmまでは共通の道を行きます。
・マンゴーの大木
入ってすぐのところに、見上げるようなマンゴーの大木があります。
根元の標識がなかったら、気が付かないかも。
ただ、残念なことに、標識に書いてある説明では、実はならないらしいです。
・アサヒエビネの花
少し行くと、しっかり管理された「アサヒエビネ」の花が咲く一帯があります。
9月末はもう終わりかけでしたが、黄色い花がまだちゃんと咲いていました。
間に合ってよかった。
・ムニンシラガゴケ(小笠原固有種)
小笠原固有種のコケ。ムニンとは無人と書くらしい。
見た目、フワフワそうですが、触ったら結構堅かったです。
見た目、フワフワそうですが、触ったら結構堅かったです。
・旭山山頂、旭山南峰との分岐
遊歩道入り口から0.4km地点に、旭山山頂と旭山南峰との分岐があります。
旭山山頂を目指す場合、ちょうどここが中間地点になります。
旭山山頂を目指す場合、ちょうどここが中間地点になります。
・旭山山頂
分岐してから、さらに若干の下りとゆるやかな登りを進んでいくと、目の前が開けた山頂に到着。若干分岐からのほうが長い気がしましたが、たぶん気のせい。
実は、山頂の地点からさきに、もう少し行けるところがあります。
せっかくなので行ってみます。
せっかくなので行ってみます。
ここからは二見湾を一望できます。
右側真ん中少し下に見える、白い船がおがさわら丸です。
右側真ん中少し下に見える、白い船がおがさわら丸です。
天気も良く、風も気持ちよかったので、登ったかいがありました。
本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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