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小笠原父島散策 ~小笠原海洋センター カメに癒されよう~

 こんにちは。

海洋センター入口と飼育されている子ガメ

今日は、小笠原父島にある「小笠原海洋センター」について。
アオウミガメをはじめとする、海洋生物の保護に尽力している施設です。

中には、今年孵化した子ガメなどが、飼育されています。



・小笠原海洋センターについて

小笠原海洋センターは、アオウミガメをはじめとする小笠原の海洋生物の保全に尽力るすために、1982年に開設された施設です。

現在施設は小笠原村の所有です。運営・管理は認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)が行っています。


・場所および開館時間

・住所:〒100-2101 東京都小笠原村父島字屏風岩

・TEL: 04998-2-2830  FAX:04998-2-3258

・ホームページ: https://bonin-ocean.net/

・開館時間:9:00~12:00/13:30~16:00 (おがさわら丸入港日が開館日)
  ※着発便の場合は連日開館。こちらもおが丸時間が基本です。

・駐車場有(無料)

・入場料:無料
 ※入場は無料ですが、カメのおやつやグッズの購入、または寄付などをぜひ。

・トイレ 有

<Map>


海洋センターは、製氷海岸のすぐ横にあります。
泳げる時期は、もちろんこの製氷海岸もシュノーケリングなど楽しむことができます。
砂浜で、すぐそこ(波打ち際から10mくらい)からサンゴが見られます。お魚もいます。
製氷海岸(正面はおがさわら丸やははじま丸が停泊する二見港)

ただ、海洋センターが水着での来場はNGなので、ご注意を。


小笠原海洋センターの外観(展示館側から)です。
展示館、ウミガメの水槽、事務所などからなっています。

開館時間(展示館)は、おがさわら丸がいる間が基本です。

展示館に入ると、すぐ右に、海洋センタースタッフの方がいます。

・カメのおやつ

カメのおやつも売っています。
ある程度大きくなったカメ用のおやつ(キャベツ、1cap 100円)と、子ガメ用のおやつ(1cap 300円)が売っています。

カメは口内炎が致命的な病気になるそうで、硬いキャベツは成長して大きくなったカメじゃないと食べられないそうです。
どちらの餌がOKかは、水槽横に表示してあります。

これは「子ガメのおやつ」。クーラーボックスに入れられているものです。
スプーンであげます。

・展示館の展示


展示館の中は、調査で分かったアオウミガメの生態や、クジラについて展示されています。

このような胃の中から出てきたゴミの展示や、カメ漁の歴史の説明などもあり、考えさせられます。

グッズも販売されています。

・ウミガメの飼育水槽

展示館を抜けるとすぐに、2つの水槽があります。

・人工繁殖2代目のアオウミガメ「コータ」

1つは、人工繁殖2代目のアオウミガメの「コータ」。食いしん坊さんなのですが、今はおやつ禁止みたいです。(2021年11月現在)

・アオウミガメの白色個体「マサキチ」「ちび」

もう一つは、アオウミガメのアルビノ(白色個体)の「マサキチ」「ちび」。
珍しい白いアオウミガメです。ただ、白色個体のものは、先天的に体に不調があることが多いらしいのですが、この2匹は右目が悪いです。
なので、おやつのキャベツをあげるときは、左側にあげましょう。

奥に行くと、さらに水槽があります。

・ウミガメ水槽Map

Mapの↓が展示館の方になります。

・アカウミガメの「なっちゃん」

手前に、ガメラのような立派な風貌のアカウミガメの「なっちゃん」(女の子)がいます。
海洋センター一番の年長さん。
水が出てくるところにいつもいます。
キャベツ大好きです。

・アオウミガメの子ガメ水槽

子ガメがたくさん飼育されています。
子ガメ水槽には、丸い餌が浮かんでいて、子ガメたちは盛んに食べています。
水槽はこんな感じで並んでいます。

水槽には、このように、産卵日・脱出日・匹数が書いてあり、同じ水槽の子ガメたちは兄弟です。兄弟でも、餌の食べ具合などで結構サイズが違ったりします。
どちらのおやつをあげたら良いかも、表示されています。


子ガメの甲羅が一部白いのは「リビングタグ」(生体標識)をしているからです。
背(黒色)と腹(白色)の甲羅を、それぞれ4mm角程切り取って入れ替えます。
入れ替えられた部分は、成長とともに大きくなり、背には白い点、腹には黒い点となって残ります。
入れ替える背の甲羅の位置は、決まっていて、どの部分に点があるかで生まれた年がわかるようになっています。

・おねだり上手さん

海洋センターには、今年生まれた子ガメだけでなく、何年か前に生まれたカメも何匹か飼育されています。

こちらは、2018年に生まれた子ガメさん。甲羅は40㎝くらいあります。
2021年10月のときは子ガメのおやつの表示でしたが、11月はキャベツの表示になっていました。
できるだけキャベツでも柔らかいところを上げるようにしています。
(芯は、なっちゃんとか大きな子にお任せしています)

前に立つと、ものすごく餌欲しいアピールをします。
ついつい、沢山上げてしまいます。

この子はアピール上手ですが、隣の子は臆病さんだったり。
今年生まれた子ガメでも、寄ってくるもの、我関せず的な子、性格はいろいろなようです。


・タイマイの「キイロ」「あずき」

一番奥の大きな水槽には、タイマイの「キイロ」「あずき」の姉妹がいます。
沖縄県生まれで子ガメの時に海洋センターにやってきて飼育されています。

まだまだ、どちらがキイロであずきか見分けがつきません。
キャベツを片方にあげていると、このようもう片方もやってきます。

タイマイは甲羅がべっ甲に使われるカメです。


また、海洋センターは、いろいろな体験プログラムもやっています。
詳しくは、小笠原海洋センターのホームページでご確認ください。
ホームページ: https://bonin-ocean.net/


本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。




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