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小笠原諸島父島散策 ~小笠原神社と、2021年12月にできた扇浦園地について~

 こんにちは。

今日は、2021年12月5日に新たに整備された「扇浦園地」と、すぐそばにある「小笠原神社」に行ってきました。その2カ所についてご紹介します。


【目次】

1.2021年12月に整備された扇浦園地について

2.小笠原神社について

3.アクセス



1.2021年12月に整備された扇浦園地について

1.2021年12月に整備された扇浦園地について

2021年12月5日(日曜日)に開園のセレモニーが行われた、出来立てほやほやのスポットです。  注)2021年12月時点です。

この場所は、旧浄水場跡地を整備して作られました。
本当は、前日の12月4日が開園日だったのですが、12月にまさかの台風通過で、開園日が一日延期されました。

全景はこんな感じです。
扇浦海岸のバス停(海側)から撮影しています。

こちらは、神社側の坂を少し上って、海を向いて見下ろしてみています。
園地は、屋根付きの休憩所が2カ所作られていて、芝生の地面になっています。
特に遊具などが設置されているわけでありません。

お手洗いは、道路を渡った扇浦海岸前の建物にあるトイレを使います。
最寄りのバス停は、「扇浦海岸」です。


扇浦の場所は、ちょうど父島の真ん中に位置しています。
(島の真ん中あたりの赤いところです)
二見港の位置に、小さいですが、おがさらわ丸のイラストを入れています。現地の地図には入っていません。

園地のそばには、小笠原神社(貞頼神社)や、小笠原発見之碑などがあります。

またここからは、夜明け道路の方へ抜けることのできる「扇浦~桑ノ木山ルート」に行くことができます。
このルートは、戦前の旧道を整備して作られました。
扇浦側から夜明け道路側の桑ノ木終点までは、標高差200mくらいあります。
途中に展望地は、2カ所(天狗鼻展望地・連珠谷展望地)あります。
歩くだけなら1時間くらい、展望地でゆっくりするなら1.5時間くらいです。
オガサワラノスリの活動範囲に入るので、ルート利用の際は、注意書きを今一度ご確認を。

園地に向かって左側の緩やかな坂を上がっていくと、神社や、その他石碑がある場所に行けます。(矢印→の位置は、小笠原神社の鳥居です。画像小さいとわかりにくいです)


2.小笠原神社について

2.小笠原神社について

小笠原父島に2つある神社のうちの、もう一つが小笠原神社(貞頼神社)です。

扇浦園地横のゆるやかな坂を上がると、小笠原神社の鳥居があります。
ここから先は、階段になります。

途中にはいくつかの石碑やトーチカがあるのですが、その紹介は次回のブログで。
(左から、小笠原開拓碑・トーチカ・無人島発見之碑)

鳥居から100mちょっとで、小笠原神社に到着です。
まずは、手水でお清めします。
説明書きにありますが、この水は神社の屋根に降った天水(雨水)を利用しています。
雨どいから神社裏のタンクに貯められ、その水がパイプを通って、ここに出る仕組みです。

小笠原神社の本殿です。左右に灯篭があります。
※左右の灯篭を入れるためにパノラマ気味に撮っています。

・小笠原神社について
小笠原諸島父島の扇浦地区にある、納涼山(標高53m)にある神社。
御祭神は天照大神(主神)と、小笠原貞頼公です。
小笠原貞頼(生年不詳ー寛永2年(1625年))は、安土桃山時代の武士で、小笠原諸島の発見者と伝えられています。
父島に2つある神社の1つです。
もう一つは、湾の反対側の大村地区大神山にある「大神山神社」です。


・本殿
小笠原神社の本殿には、鈴(本坪鈴)と賽銭箱、神社名の入った額(神額)があります。
扉には、右三つ巴が描かれています。

正面の扉は、毎月1日に行われる月次祭の時に開けられます。
8時から参道の清掃が行われ、それが終わる9時頃に宮司さんが来て、祝詞やお祓いなど神事が行われるそうです。


・貞頼先神の碑
本殿の真後ろに、2つの石を縄でつないだものが祀られています。
「貞頼先神の碑」と通称呼ばれていますが、由来など資料がなく不明です。
大小の岩(石)を縄でつないであるのが、伊勢にある二見興玉神社の夫婦岩のように見えます。

この碑の左側に、「無人島発見之碑」があるのですが、次のブログで。

3.アクセス

3.アクセス

扇浦園地および小笠原神社へのアクセス
・住所 〒100-2101 東京都小笠原村父島字扇浦
・村営バス(扇浦線 扇浦海岸下車徒歩すぐ)
・駐車場 あり
・トイレ あり(扇浦海岸のトイレ)
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本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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