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ライチョウの国(富山県立山市室堂)へ、雲上の温泉宿とライチョウ探しに行ってきました。 

 こんにちは。

左:ライチョウ雄、 右:みくりが池温泉と山々
2023年5月15~17日の日程で、富山県立山市室堂へライチョウを見に行ってきました。
毎年ゴールデンウィーク前に、立山駅から室堂まで道が開通し4月下旬ごろ~11月中旬ごろまで入ることが出来るようになります。この時期の室堂は、まだまだ一面雪景色。


<目 次>

1.5月15日、ケーブルカー目の前の千寿荘にて前泊
2.5月16日、立山黒部アルペンルートのケーブルカーとバスに乗って室堂へ
3.今回のお宿、みくりが池温泉へ
4.みくりが池温泉のお食事について
5.ライチョウの国の住人探し
6.アクセス


1.5月15日、ケーブルカー目の前の千寿荘にて前泊

今回は、お昼に仕事から戻ってすぐの出発で、2泊3日の日程でした。
5月15日、JRの特急サンダーバードと北陸新幹線、地鉄富山鉄道と乗り継ぎ、最寄りの立山駅に着いたのは19時前でした。

ライチョウがいる室堂へは、立山黒部アルペンルートでケーブルカー及びバスに乗っていく必要がありますが、移動日は最終便に間に合いません。
前泊して、朝7時の一番の便で出発します。

こちらが前泊でお世話になった千寿荘さん。

立山の駅前にあるお宿で、駅は宿を出てすぐ目の前です。
今回は「ちんぐるま」というお部屋だったのですが、

部屋の窓から、明日乗るケーブルカーの駅や線路が見えています。

宿自体は昔からあるはずですが、比較的最近改装されたのか宿の中はきれいでした。
お風呂も温泉です。


2.5月16日、立山黒部アルペンルートのケーブルカーとバスに乗って室堂へ

少しでもライチョウを探す時間が欲しいので、出発は朝一番早いケーブルカーで。
さすが駅前に建っている宿だけあって、ケーブルカーに間に合うように朝食を用意してくれるとのこと。
7時00分の便に乗るので、朝食は6時に用意してもらいました。
(トップシーズンには、もう一本早い便がありますが、私が行った日は、7時が一番早い便でした)

朝ごはんをしっかり頂いて、忘れ物がないかしっかり確認して宿を出ます。

6時40分に出発、出たらすぐ駅に到着。近いってステキです。
切符売り場にはすでに多くの人が並んでいます。
今回は、事前にWEB切符を購入していたので、列を横目に、機械で発券し、ケーブルカー乗り場に急ぎます。

ケーブルカーは当日購入して乗ることも可能ですが、絶対に7時の便に乗りたかったため、WEB切符で7時の便を予約(購入)しました。
そうしておくと、当日組の切符売り場の列に並ばなくても、入り口横にある機械にQRコードをかざして発券するだけで済みます。
ゴールデンウィークなど人が多い時期だと、当日希望の便を買えないこともあるみたいです。

左:ケーブルカー全景、右:ケーブルカー側面
7時少し前に、ケーブルカーへ改札が始まり、ホームへ。
ホームは階段そのものです。
客車の中に積めないようなものは、ケーブルカーに連結されている大きな貨車に乗せられます。(尖っているものなどや、スキー板等)
ケーブルカー側面には、立山に住むライチョウやオコジョなどが描かれています。


立山駅を出発すると、ケーブルカーは7分ほどで美女平駅に到着。
ここからは、バスに乗り換えて室堂に向かいます。
※7:40発となっていますが、すぐに臨時便が出ました。結構臨機応変です。

室堂までは約50分間。新緑の木々の景色から始まり、まだ雪化粧をした雄大な山々の景色を見ながら、約1000mの標高差を登っていきます。
途中、日本一の落差の称名滝が見える場所では、バスはゆっくり進みます。
滝を見たいのであれば、おすすめは進行方向向かって左側の座席です。

槍ヶ岳と並び、皆のあこがれ剱岳(真ん中、雲の左にある山)。
この山が見え始めたら、室堂はもうすぐです。

この時期ならでは光景が、雪の大谷。雪の壁です。

今年は一番高いところで、11mだそうです。
毎年4月15日~6月25日にかけて「雪の大谷フェスティバル」が開催されていて、室堂のバスターミナルから歩いて見にいくことが出来ます。
※今年は時間がなかったので、見に行ってないです。

3.今回のお宿、みくりが池温泉へ

バスターミナルを出るとそこは、そろそろ夏の気配がするふもととは違い、まだまだ銀世界です。
お天気が良すぎて、上からの日差しと、雪の照り返しがちょっと心配になるくらいです。
今回泊まる「みくりが池温泉」にまず向かいます。
雪原を歩いていきます。
宿がだいぶ近くなりました。
ミクリガ池は、まだ雪に埋もれていて、若干青い部分があるくらいです。
山の上の雲は、宿のすぐ横にある地獄谷からの噴気です。

今回のお宿、みくりが池温泉。
日本一高所の温泉があります。山の上なのに温泉が入れるのは嬉しい。
乳白色の硫黄泉です。

テラス横からの地獄谷の眺め。
噴気が上がって、硫黄臭がします。
よく見ると、黄色い硫黄が見える場所もあります。
硫化水素の為か、ハイマツが枯れている場所もあります。雪もなんとなく黄緑色になっている場所もあります。

4.みくりが池温泉のお食事について

みくりが池温泉には、レストランと喫茶があります。
上:カツカレー、左:チャーハン、右:ソフトクリームとレアチーズケーキ
5月16日のお昼に食べた物。
カツカレーとチャーハンはレストランで、ソフトクリームとレアチーズケーキは喫茶で頼んだもの。
レストランでは他にラーメンなどもあります。
喫茶の「エンマさまのホットピザ」はオーダーが入ってから焼く人気メニューです。


●夕 食
みくりが池温泉は食事が有名。
この日のメニューは、
 陶板 ~柳川風白魚の卵とじ~
 ナガラモとトロロ
 手作りチキンのサラダ
 サクラマスと筍の焼き物
 海老と湯葉の揚げ物
 ボイルホタルイカのカルパッチョ
の計6品。
これにご飯と味噌汁が付きます。お漬物もセルフで。

追加で、ビールなどのお酒やおつまみなんかも頼めます。

●朝 食
まさか山の上でビュッフェ形式の朝ご飯をいただけるとは思いませんでした。
ビュッフェタイプの食事は、家で食べるよりも栄養バランスに気を付けるので、野菜や魚を多めにチョイスします。
これに最後ヨーグルトを付けました。(ジャムは自家製らしい)


5.ライチョウの国の住人探し

みくりが池温泉に荷物を置いたら、本格的にライチョウ探しに出発です。
みくりが池の周辺や雷鳥荘までの範囲にある、ハイマツを中心に探します。
この時期は、ライチョウの雄はハイマツを縄張りにしています。
縄張りやつがいの雌を守るために、基本縄張りのハイマツからあまり動きません。
他の雄の気配を感じると威嚇したり、追い払ったりします。

ライチョウを見つけるには、カメラでじっと同じ場所で撮っている人を探すのが簡単です。
この時期はライチョウ狙いの人が多いので、そんな人を見つけたら急行します。

そんな方法で、第一村人(ライチョウ)を発見。
目の上に赤い肉冠がある雄です。

今回は4つがい、単独の雄2羽を発見しました。
こちらはつがい。今の時期は雄は白黒、雌は白茶です。

岩の上から見張りに余念がない雄。

運が良いと、ターミナルを出てすぐにいたりもします。

基本的に一度見つけると、次の日も同じハイマツにいることが多いです。

夕食が17:30からだったので、食べた後にライチョウを探しに行きました。
日の入りは19時前だったので、山に沈む夕日を見ることが出来ました。

美味しいご飯と、ライチョウを堪能出来ました。

6.アクセス

室堂へは、富山県側は立山駅から、長野県側は扇沢駅から行くことが出来ます。
立山黒部アルペンルートを使います。 ※公式サイトはこちら


本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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