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ブドウの育て方 ~余分な芽をかきとる:種からチャレンジ~

こんにちは。

先日、ブドウの挿し枝の鉢上げを行いました。
その時に、一節から二つの芽が伸びているのに気が付きました。
今日は、株を丈夫に育てるための作業である「芽かき」を行いました。

・芽かきを行う意味
ブドウを結実させるには、「よく充実した芽を残す」ことが大事です。
1節に2芽付いている芽の片方をかき取ることで、栄養を集中させ、充実させることができます。
そのため、余分な芽をかき取ります。


【芽かき作業】
今回、作業を行う株です。
左の大きな鉢が枝取りをした元の株、左3つが昨日鉢上げをした株です。
元の鉢植え1株と、鉢上げした3株の計4株を行います。

枝をアップしてみると、このように、1節から2つの芽が伸びています。
このままでは、栄養が2つの芽に行くので、一つにして丈夫な枝に育てます。
また、このように芽の状態でついているものもあります。
これも、じきに伸び始めるので、同じようにかき取ります。
ほぼすべての節で2芽、または3芽付いています。

二芽あるうちの育ちの良い方を残し、もう一方を取ります。
手で残す方を傷つけないように取り除きます。
ハサミなどを使わなくても簡単に取ることができます。
それぞれの節で同じことを行います。

大きな鉢植えの芽かきで取った芽です。
枝として伸びた分と、これから伸びる芽と。
3本程伸びていましたが、大半は芽の状態でかき取れました。

挿し枝から鉢にした分です。
ピンク矢印で示した場所の新芽を、右のようにかきとりました。
挿した枝の長さが20cm程度なので、1株あたり数節くらいです。

以上で、芽かき作業終了です。
半分以上を枝が伸びる前の芽の状態でかきとったので、作業前と意外に葉の量は変わりません。
これで必要な枝に栄養が集中します。
本当は枝が伸びる前に行えば、栄養のロスがないでしょう。


これからの作業について:
まだ2年目なので、開花はないと考えています。

管理について
・置き場所は、日の当たる場所に置きます。
・伸びるのを見守りながら、適宜液体肥料を与えます。
 頻度は1~2週間に1回程度。
・水やりは過湿を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
・鉢の上に落ち葉を放置すると、ベト病、さび病、褐斑病などを介する原因になります。
 鉢の上は綺麗にしておきます。

これから暖かくなるので、害虫にも気をつける必要があります。
枝が枯れたり、木くずが枝から出ていたら、樹に幼虫がいます。
早い目に対処します。

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基本作業 ブドウの育て方 ~種からチャレンジ~

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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