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雷鳥の国 立山へ ~その3:6月4日、行動2日目・念願の雷鳥をまじかで見る~

こんにちは。
6月2日~4日に富山県の立山に雷鳥を探しに行きました。
今日は、6月4日の行動2日目についてです。

位置関係の為の地図(山と高原地図より)
立山、室堂周辺

前日(6月3日)は疲れから同行者のダーさんも私も共に、早々と就寝したため、朝の4時半ごろに目が覚めます。
周りからは、雷鳥の鳴き声が聞こえています。

テントの外に出ると、昨日の夕方とはうって変わり、足元の雪はガチガチに凍結しています。
この状態では、急な斜面ではアイゼンが必要です。


転ばないように気を付けながら、テント場周りのハイマツのあたりで雷鳥を探します。
何か肉食系の動物の足跡のようです。

ハイマツの近くでライチョウの足跡も見つけました。
ただこれは、今朝ではなく昨日ついたものでしょう。
※今朝だと雪がガチガチで足跡が付かない。

雷鳥の鳴き声や飛ぶ姿、写真では点にしかならない距離で見ることはできるのですが、なかなか近くで見ることができません。

1時間ほど探しますが、近くで見れず。。
6時過ぎ、立山三山の方からご来光。(写真は若干フライング気味)

ご来光を見た後、朝ごはんの為テントに戻ります。
食べたら、テントや寝袋など、撤収のため片付けて、ザックにパッキング。

日が昇り始めると、気温はみるみる上がり始めます。
凍り付いていた足元の雪もあっという間に緩み、昨日の日中のようなザラメ状になりました。
雪に足で簡単にステップを切れるので、これならアイゼン無しで大丈夫です。

管理棟の後ろの斜面を、雷鳥を探しながら直登します。

雪にステップを切りながら、ストックで十分登れます。
朝に雷鳥を見たあたりなどを探しながら登りましたが、会えませんでした。
30~40分ほどで斜面の上に到着。

下を見ると、雷鳥沢野営場の管理棟が見えます。
どうやら、昨日私たちがテントを張っていた場所に、新たな今日の住人が陣取ったようです。

室堂バスターミナルの方角へ歩いていきます。
道は、石畳が見えていたり、雪に覆われている場所があったり。
アイゼン無しで問題なく歩けます。


【雷鳥に遭遇!!】
雷鳥が飛んできて、目の前の茂みの向こうに着地しました。
茂みに入らないように、雪の上を回り込むと。。。。
いました、念願の雷鳥です。
最初はオスを見つけ、すぐにメスも見つかりました。
つがいです。
思わず、立山の山の神様に感謝しました。

オスがこちらを見張っています。目の上が赤いです。
青い足環をしています。

メスは最初茂みの中でしたが、そっと見ていると出てきてくれました。
オスが見張って、メスが食事タイムのようです。
赤い足環をしています。

余り長居するのもオスに悪いので、雷鳥との素敵な時間をあとにします。


日本一高所の温泉宿「みくりが池温泉」まで戻ってきました。
この横には火山性ガスが活発に出ている地獄谷があります。
※建物の横の煙が出ている所。

以前は、遊歩道で横を歩けたのですが、現在はガスの量が増えたので遊歩道は通行禁止です。
キャンプ場の雪の表面などはうっすら黄緑色でしたが、地獄谷の周りの雪は特に黄緑色になっています。硫黄成分でしょうか。

ミクリガ池は、まだ水面は雪と氷で覆われていますが、氷に割れ目が入り始めています。

室堂バスターミナルが見えました。
もう一息です。

バスターミナルに着いて、同行者のターさんと別行動に。
雪の大谷を写真に撮るべく、高原バスを1本遅らせます。

バスターミナルを出てすぐにある撮影スポット。
お急ぎの場合はこちらで。

実際の雪の大谷は、室堂バスターミナルから400m位離れた場所にあります。
今は歩行者用に、一車線確保されています。
最高地点目指して道路を歩いていきます。

最高地点に到達です。
今日の高さは11mでした。高いです。

室堂バスターミナルに戻り、12:00丁度の高原バスに乗車し、戻りました。

テント泊もできて、雷鳥も見れて、充実の2日間でした。

参考になれば幸いです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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