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種からブドウを育てる ~余分な梢の剪定、葉の丸い粒について~

こんにちは。
今日は、ブドウの手入れについてです。

【目次】

1.剪定について
2.実際の剪定
3.葉や茎についている1mm位の透明な粒について
4.メインの鉢植え(8号鉢)の現状
5.このブドウについて
6.ブドウの月別作業


1.剪定について

・種から芽が出て2年目は、株を充実させる(樹を太らせる)ことに重点を置きます。
・鉢植えで育てるので、主茎から出る枝は、2,3本で十分です。
 あまりたくさん枝を出すと、栄養が分散します。
・メインの枝がある程度伸びてくる、葉の付け根から「副梢」(脇芽)が出てきます。
・副梢は、葉を1~3枚つけ、剪定します。
 ※余りに茂る場合は、状況に応じて副梢はかきとります。
・副梢からさらに出てくる「孫梢」はすべてかきとり(剪定し)ます。

・メインの枝も、鉢植えで行灯仕立てにしている場合、支柱にある程度巻いたら先端を切って(摘芯)も大丈夫です。
 家の鉢植えは、それぞれ2周した時点で摘芯しました。それ以上巻くとお互いの枝の葉が重なる為。


2.実際の剪定

実際の剪定作業の様子です。

剪定は、
・枝から出ている副梢は、葉を3枚で剪定します。
 (葉が小さい場合は、それ以下で剪定)
・副梢から出ている孫梢は、取り除く。
のルールで行いました。

これは、冬場の剪定で、メインの鉢植えの主茎を切ったときに出た「枝」を挿し枝したものです。
挿した枝は15~20cm位で、主茎からは2本の枝が出ています。

支柱のアーチの頂上付近に副梢が出ています。
ピンクのラインの位置が葉3枚目と4枚目の境目です。
ここで副梢をカットしました。

こちらは孫梢の剪定です。
一度剪定した副梢の部分からさらに枝が(孫梢)伸びています。
根元からカットです。

剪定ついでに、枝に異常がないか確認します。
また、枯れた葉などは、この機会に取り除いておきます。
枯葉などを根元に放置するのは、病気の媒介の原因になるので、あまり好ましくありません。

植木鉢の下に置いているのは、切った枝葉です。
副梢が方々に伸びていたのが、すっきりしました。
※他の挿し枝由来のものも、同じように選定しました。

剪定作業は以上です。


3.葉や茎についている1mm位の透明な粒について

いつもブドウを見ていて気になっていたもの。
それは、これ。
葉や茎のあちこちに、直径1mm位の丸い粒が付いています。
虫の卵だったらどうしよう、と調べました。

これは、「真珠腺」と呼ばれる植物の分泌物。
直径は1~2mm程度。
葉や新梢からの分泌物が固まったもので、順調に生育している証拠です。

気にしなくて大丈夫なものです。


4.メインの鉢植え(8号鉢)の現状

メインの鉢植えも、挿し枝の鉢と同じように選定しました。
・副梢は葉3枚で剪定。
・孫梢は元から剪定。

普段から切っているので、あまり変わらず。

幹の様子です。
矢印(→)で示した枝が、今年伸びた枝です。
すっかり緑色から木の色になっています。

枝の途中に、緑の枝から木に変化している場所がありました。

最後にちょっと早いですが、9月の肥料を施肥して今日のお手入れ終わりです。


5.このブドウについて

育てているブドウについて。
ブドウは、お菓子に使われていた生のブドウに入っていた種から育てました。

宗家 源 吉兆庵HPより
↑宗家 源 吉兆庵の「陸乃宝珠」に使われていた生のブドウが美味しかったので、
育つといいな~、って種を取って蒔いたものです。

使用されているブドウは、「マスカット オブ アレキサンドリア」らしいです。

6個か8個入りの1箱から5粒の種をゲットして、蒔きました。
※食べたのは7月くらいだったので、種を蒔く秋までは、冷蔵庫で保管していました。

2017年秋に植えて、5粒中1粒が育ちました。
それが、今家で育てている、鉢植え(8号鉢)と挿し枝由来の株(5号鉢)です。


6.ブドウの月別作業

月別作業
関連記事:基本作業 ブドウの育て方について

8月9月の作業:
・肥料:今年最後の施肥です。
・剪定:副梢、孫梢の剪定は行います。
    枝を強く切る剪定は、樹を傷めるので行いません。
・水やり:表面が乾いたらたっぷり与えます。


本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。

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