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タイトル:モミジの剪定および植え替え作業を行いました ~2019年12月末~
こんにちは。
2019年の12月は暖かかったせいなのか、モミジの葉がなかなか落ちませんでした。
モミジの冬に行う強剪定および植え替えは、葉が落ちてから行う必要があります。
ついこの間、やっと葉が落ちたので、今年伸びた枝の剪定(強い剪定)および植え替えを行いました。
【目次】
1.今年伸びた枝の剪定(強い剪定)
2.植え替え(6号鉢→7号鉢へ)
3.作業時期について
このままでは、来年さらに伸びて大きくなりすぎるので、伸びた枝の強い剪定を行いました。
●強い剪定とは?
冬に行う剪定。
・行う時期は、葉が落葉してから1月までが適期。
※葉がついていると、株を痛めるので避けます。
モミジは2月ごろから活動を始めるので、それまでに済ます必要があります。
・やり方は、幹の側から2、3節を残して切ります。
※モミジは切らないと大きくなります。
適当な大きさにしたいなら、分岐している所で長い枝を元から切ります。
※今年伸びた太い枝は、樹勢が強い部分です。
来年も同じように伸びる可能性が高い。
実際の作業です。
【作業前】
作業前のモミジです。
右の幹の方は、根元から一番先端まで1m程あります。
左の幹の方は、根元から先端まで90cm位です。
樹形の理想の形は、左の幹のように、
「太い主幹があって、左右に細い目の主枝が出る」形です。
右の幹は、あちこち太い、樹勢の強い枝ができています。
左の幹については、高さを抑えるのと、込み入った小枝をいくらか取り除きます。
右の幹は、かなり強く短くして全体のボリュームを抑えるようにします。
【作業後】
こちらは剪定後のモミジです。
左の幹は、一番上まで根元から75~80cmです。あまり切っていません。
右の幹は、一番上まで根元から55~60cmです。かなり強い目に切りました。
剪定に使用したはさみは、使用する前に、刃を火であぶって消毒しています。
現在は6号鉢に植えられています。
上から見ると、土はすっかり固まっています。ガチガチです。
株を植木鉢から引き抜いてみました。
鉢いっぱいに根が伸びており、根鉢に巻き付くように、根が伸びています。
上の面も、土はガチガチで、細かい根がかなりびっしり生えています。
これでは、根の間にある土がガチガチで、植え替えても新しい根が伸びづらいのでできるだけほぐすようにします。
古い用土をなるべく取り除き、傷んだ根もほぐしついでに取り除きます。
このように、傷んだ根は真っ黒になっています。
なるべく取り除き、根先1/4~1/3を切り詰めます。
根鉢を巻いている根は、可能ならば切らないように解きました。
用土は下から取り除くのと、根の間の古いものは割り箸などを使って押し出すように取り除きました。
金属の棒などを使用すると根を傷つけるので、割り箸位が良いです。
【ほぐし終わり】
地味に1時間ほど格闘して、だいぶ用土の取り除きおよび根のほぐしができました。
根がここまで回りきっておらず、土も柔らかければ、もっと簡単に土のほぐしができたのでしょうが、根はギュウギュウで土ガチガチだったので、時間がかかりました。
【植木鉢準備】
今回植え替えに使用する用土です。
右から、
・鉢底に使用する鉢底石
軽い石でできていて、排水を良くするとともに、鉢の軽量化に役立ちます。
・赤玉土(小粒)
メインの用土。排水性・保水性および保肥性がいいです。
崩れた赤玉土(粉)を取り除くために、ふるい(3mmまたは2mm)にかけてから使用しています。
・バーミキュライト
保水性および保肥性が良いです。
焼いて作られるため、衛生的な用土で、挿し穂などを行うときにも良く使われます。
重量が通常の土の1/10くらいなので、土の軽量化に役立ちます。
植替えで使用した鉢。
元は6号鉢でしたが、今回は一回り大きい7号鉢に植え替えます。
1.鉢底石を、植木鉢の底の穴が隠れる程度入れる。
鉢底に、鉢底の穴を適度に塞ぎ、排水性を良くするための鉢底石をいれます。
量は、底の穴が隠れる程度です。
穴より小さい用土が出るのを防ぎます。
2.赤玉など排水性の良い土を入れる。
鉢底石の上に、排水性の良い土(粒大き目)を少しいれます。
※大き目の粒の赤玉にするため、3mmのふるいで残った粒のみを入れています。
3.根をほぐした株を、用土の上に置く。
先ほど古い用土を取り除き、根をほぐした株を(2)の上に置きます。
今回は鉢を一回り大きなものにしたので、根と植木鉢の間に余裕(隙間)があります。
4.割り箸などを使って、隙間に用土を入れていきます。
ここから入れていく用土は、赤玉:バーミキュライトを1:1で混ぜたものを使用しました。※無機質な用土のみなのは、虫が来ないようにするため。
※赤玉は2mmのふるいで残ったものを使用。
用土を上まで入れます。
途中、鉢をトントンとたたいたり、割り箸を使用して、根の間に用土をできるだけ入れるようにします。
用土を入れた後は、鉢底から赤く濁った色の水が出なくなるまでしっかりと水をやります。
完成です。
これで植え替え作業は終了です。
・植え替え作業:落葉後の11~12月
・剪定時期:落葉後の11月~1月(強剪定)
・肥 料:4~6月に毎月1回
・水やり:春・秋・・・1日1回
夏・・・・・1日朝夕2回
冬・・・・・2~3日に1回
関連記事:基本作業 モミジの育て方について
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本日は以上です。
参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。
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こんにちは。
2019年の12月は暖かかったせいなのか、モミジの葉がなかなか落ちませんでした。
モミジの冬に行う強剪定および植え替えは、葉が落ちてから行う必要があります。
ついこの間、やっと葉が落ちたので、今年伸びた枝の剪定(強い剪定)および植え替えを行いました。
【目次】
1.今年伸びた枝の剪定(強い剪定)
2.植え替え(6号鉢→7号鉢へ)
3.作業時期について
1.今年伸びた枝の剪定(強い剪定)
今年も枝が随分伸びました。このままでは、来年さらに伸びて大きくなりすぎるので、伸びた枝の強い剪定を行いました。
●強い剪定とは?
冬に行う剪定。
・行う時期は、葉が落葉してから1月までが適期。
※葉がついていると、株を痛めるので避けます。
モミジは2月ごろから活動を始めるので、それまでに済ます必要があります。
・やり方は、幹の側から2、3節を残して切ります。
※モミジは切らないと大きくなります。
適当な大きさにしたいなら、分岐している所で長い枝を元から切ります。
※今年伸びた太い枝は、樹勢が強い部分です。
来年も同じように伸びる可能性が高い。
実際の作業です。
【作業前】
作業前のモミジです。
右の幹の方は、根元から一番先端まで1m程あります。
左の幹の方は、根元から先端まで90cm位です。
樹形の理想の形は、左の幹のように、
「太い主幹があって、左右に細い目の主枝が出る」形です。
右の幹は、あちこち太い、樹勢の強い枝ができています。
左の幹については、高さを抑えるのと、込み入った小枝をいくらか取り除きます。
右の幹は、かなり強く短くして全体のボリュームを抑えるようにします。
【作業後】
こちらは剪定後のモミジです。
左の幹は、一番上まで根元から75~80cmです。あまり切っていません。
右の幹は、一番上まで根元から55~60cmです。かなり強い目に切りました。
剪定に使用したはさみは、使用する前に、刃を火であぶって消毒しています。
2.植え替え(6号鉢→7号鉢へ)
枝を剪定したら、次は植え替えを行います。現在は6号鉢に植えられています。
上から見ると、土はすっかり固まっています。ガチガチです。
株を植木鉢から引き抜いてみました。
鉢いっぱいに根が伸びており、根鉢に巻き付くように、根が伸びています。
上の面も、土はガチガチで、細かい根がかなりびっしり生えています。
これでは、根の間にある土がガチガチで、植え替えても新しい根が伸びづらいのでできるだけほぐすようにします。
古い用土をなるべく取り除き、傷んだ根もほぐしついでに取り除きます。
このように、傷んだ根は真っ黒になっています。
なるべく取り除き、根先1/4~1/3を切り詰めます。
根鉢を巻いている根は、可能ならば切らないように解きました。
用土は下から取り除くのと、根の間の古いものは割り箸などを使って押し出すように取り除きました。
金属の棒などを使用すると根を傷つけるので、割り箸位が良いです。
【ほぐし終わり】
地味に1時間ほど格闘して、だいぶ用土の取り除きおよび根のほぐしができました。
根がここまで回りきっておらず、土も柔らかければ、もっと簡単に土のほぐしができたのでしょうが、根はギュウギュウで土ガチガチだったので、時間がかかりました。
【植木鉢準備】
今回植え替えに使用する用土です。
右から、
・鉢底に使用する鉢底石
軽い石でできていて、排水を良くするとともに、鉢の軽量化に役立ちます。
・赤玉土(小粒)
メインの用土。排水性・保水性および保肥性がいいです。
崩れた赤玉土(粉)を取り除くために、ふるい(3mmまたは2mm)にかけてから使用しています。
・バーミキュライト
保水性および保肥性が良いです。
焼いて作られるため、衛生的な用土で、挿し穂などを行うときにも良く使われます。
重量が通常の土の1/10くらいなので、土の軽量化に役立ちます。
植替えで使用した鉢。
元は6号鉢でしたが、今回は一回り大きい7号鉢に植え替えます。
1.鉢底石を、植木鉢の底の穴が隠れる程度入れる。
鉢底に、鉢底の穴を適度に塞ぎ、排水性を良くするための鉢底石をいれます。
量は、底の穴が隠れる程度です。
穴より小さい用土が出るのを防ぎます。
2.赤玉など排水性の良い土を入れる。
鉢底石の上に、排水性の良い土(粒大き目)を少しいれます。
3.根をほぐした株を、用土の上に置く。
先ほど古い用土を取り除き、根をほぐした株を(2)の上に置きます。
今回は鉢を一回り大きなものにしたので、根と植木鉢の間に余裕(隙間)があります。
4.割り箸などを使って、隙間に用土を入れていきます。
ここから入れていく用土は、赤玉:バーミキュライトを1:1で混ぜたものを使用しました。※無機質な用土のみなのは、虫が来ないようにするため。
※赤玉は2mmのふるいで残ったものを使用。
用土を上まで入れます。
途中、鉢をトントンとたたいたり、割り箸を使用して、根の間に用土をできるだけ入れるようにします。
用土を入れた後は、鉢底から赤く濁った色の水が出なくなるまでしっかりと水をやります。
完成です。
これで植え替え作業は終了です。
3.作業時期について
月別作業(モミジ) |
・剪定時期:落葉後の11月~1月(強剪定)
・肥 料:4~6月に毎月1回
・水やり:春・秋・・・1日1回
夏・・・・・1日朝夕2回
冬・・・・・2~3日に1回
関連記事:基本作業 モミジの育て方について
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