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挿し枝から桜を育てる ~1年目冬:5号鉢へ植え替え~

タイトル:挿し枝から桜を育てる ~1年目冬:5号鉢へ植え替え~

こんにちは。
昨年(2019年)の6月25日に挿し枝から作った桜のミニ苗を、苗ポットから5号鉢に植え替えました。
今日は、その作業についてです。



【目次】
1.サクラについて
2.苗の植え替え準備(苗の様子)
3.植え替え作業について

1.サクラについて

育てているサクラは、6月25日に挿し枝を行って作成したものです。
10~15cmの長さの枝をバーミキュライト(肥料無し)に挿しました。
品種はおそらくソメイヨシノ。

●サクラ基本事項
●桜について
科名属名:バラ科サクラ属
原産地 :東アジア
月別作業(さくら)
・開 花:3~4月
・植え付け・植え替え:12~3月
・剪 定:12~2月
・肥 料:12~2月、5月


2.苗の植え替え準備(苗の様子)

これが今回植え替えるサクラの苗です。
挿し枝から6つの苗を作ったのですが、一つダメになったので5つです。
秋に一人前に紅葉しました。今は葉は落ちています。
よく見ると、枝にこの春用の新芽が付いています。

植えるための準備をします。
プラコップ(ネット無し)に植わっていた苗をそっと抜いた状態です。
プラコップの用土全体に根が張っていました。
ただ、根鉢の形が崩れないほど、というわけではないです。

こちらは、プラコップ又は苗ポットの内側にネットを入れた方です。
ネットの外に根が伸びています。
根をできるだけ傷めないように、ネットから根を外します。
外す過程で、だいぶ土がとれています。
教訓:植え替えを考えるときには、ネットは使わない方が良い。

苗を容器から出したら、土を軽く落としておきます。


3.植え替え作業について

●用土について
今回使用した用土です。
(台風の時など)室内に取り込む可能性があります。
 虫などの発生を極力避けたいので、堆肥(腐葉土)は使用していません。

左:バーミキュライト
 保水性および保肥性が良いです。
 焼いて作られるため、衛生的な用土で、挿し穂などを行うときにも良く使われます。
 重量が通常の土の1/10くらいなので、土の軽量化に役立ちます。

中:鉢底に使用する鉢底石
 軽い石でできていて、排水を良くするとともに、鉢の軽量化に役立ちます。

右:赤玉土(小粒)
 メインの用土。排水性・保水性および保肥性がいいです。
 崩れた赤玉土(粉)を取り除くために、ふるい(3mmまたは2mm)にかけてから使用しています。


こちらはお店で安くあったので、購入したもの。今回使用してみます。
パーライト
・真珠岩を粉砕し、高温処理したもの。
・土壌の通気性と排水性に優れる。
・熱処理しているので、衛生的。
・とても軽いので、土壌に混ぜると土が軽くなる。ハンギングの鉢植えに最適。


●植え替え作業
1.今回、挿し穂に使ったプラコップ又は苗ポットから、5号鉢に植え替えます。
 大きさの差はこのくらい。
※5号鉢の直径は15cmです。


2.植木鉢に土を入れていきます。
 イメージはこんな感じです。
①「鉢底石」を鉢穴が隠れる程度入れます。
 鉢底の穴を防ぐため、および水はけを良くするためです。

②粒の少し大きい目の用土を、(1)が隠れる程度入れます。
 大き目の粒の用土を使うことで、鉢の中の通気性を良くしています。
 使用した用土は、
・赤玉(小粒) ※3mmのふるいでふるったもの。
・パーライト ※排水性、通気性が良いので。
を使用し、比率は赤玉:パーライト=2:1くらいにしています。
※普段は赤玉の実でしていますが、今回買ったので、少し混ぜました。


③先に軽く土を落としておいた、サクラの苗を置きます。
 ここにメイン用土を入れます。
植え替えの土には、肥料を入れません。
 根が傷むので、根が落ち着いて、芽が動き始めてから、肥料を与えます。
(植え替え後、1カ月程して根付いてから。2月に施肥予定。)


④メインの用土を入れます。
 サクラは、通気性、透水性がよく、肥沃で水持ちの良い土壌を好みます。
 使用したのは、赤玉とバーミキュライト=1:1で混合したもの。
※ 赤玉は、2mmのふるいに一応通して、細かい粉を除いています。

 上まで入れていきます。


⑤残り4個の苗を、同様に植え替えました。

 植え替え後は、鉢底から流れる水が透明になるまで、しっかりと水を与えます。
 ※最初、赤茶色の水が鉢底から流れ出るので、色がなくなるまで。

植え替え作業は、以上になります。

参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。

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