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タイトル:ブドウの種からチャレンジ ~剪定と植え替え:2回目の冬~
こんにちは。
タネから育てているブドウの苗は、2回目の冬を迎えました。
やっと落葉したので、今日は剪定と植え替えを行いました。
2.剪定作業について
3.植え替え作業について
4.このブドウの苗の由来について
・植え替え作業:落葉後の11月~翌2月
・剪定作業:落葉後の1~2月
・肥 料:2月、開花後の6月、結実後の9月
・水やり:乾いたら与える程度
1~2月は、ちょうど剪定と植え替えの時期になります。
・関連記事:基本作業 ブドウの育て方について
※前年の枝の葉の付け根に芽ができ、それが伸びて成長・実が付きます。
ブドウを結実させるには「よく充実した芽を残す」事が重要です。
また、夏に果実がなった場合は、枝をよく見て覚えておき、その枝を残すようにします。
今回の作業対象です。
メインの株(8号鉢)と、それを剪定した(半分の高さで切った)時に出た枝を挿し枝して作った苗(6号鉢)です。
剪定は、主幹(根元から立ち上がっている幹)から4,5節の所で切ります。
今回残す部分は、Y字になっている太い枝2本です。
細い枝は、良い芽が付いていないので、切落します。
上でぐるぐる巻いている部分は、剪定によってなくなります。
剪定して廃棄する方の枝にも、こんな立派な芽が。
挿し木して増やすならぜひ使いたいところですが、今年は増やさない(これ以上増やせない)ので、泣く泣く廃棄です。
所定の位置で切りました。
スッキリしました。
・落葉時期は根をいじっても大丈夫ですが、葉のついている時期にはNG。
・鉢植えの場合、根詰まりを防ぐため、2~3年に1回植え替えが必要です。
植替えを行います。(支柱は先に取り外しました)
メインの株はです。
1年目の冬に、5号鉢から8号鉢に植え替えたので、今回(2年目の冬)は鉢のサイズにまだ余裕があって、植え替えは楽々と思っていたのですが、、、
甘かったです。
すでにしっかりと、根を張っています。
そこからも根が見えていました。
スコップで、鉢と株の間を開けては、枝に付いている芽を痛めないように引っ張ります。
何度かやってやっと抜けました。
鉢いっぱいに根が張っていて、太いものも見えています。
ただ、下のほうが上に比べると黒くなっている根が多いです。
このままでは、元のサイズの植木鉢に入らないので、一回り小さくします。
根の下1/3程を切り詰め、割り箸などで根を切らないように、間の土を取り除いていきます。
これでは、まだ小さくするのが足りません。
植木鉢には入りますが、新しい根が生えるスペースがありません。
上の写真からもうひと頑張りして、小さくしました。
次は、植木鉢に植え付けます。
●用土説明
今回使用した用土です。
昨年は、鉢底に赤玉(大)を使用したのですが、今回は、軽量な鉢底石を使用しました。
(台風の時など)室内に取り込む可能性があります。
虫などの発生を極力避けたいので、堆肥(腐葉土)は使用していません。
右:鉢底に使用する鉢底石
軽い石でできていて、排水を良くするとともに、鉢の軽量化に役立ちます。
左:赤玉土(小粒)
メインの用土。排水性・保水性および保肥性がいいです。
細かい赤玉土(粉)を取り除くために、ふるい(3mm)にかけてから使用しています。
下中央:バーミキュライト
保水性および保肥性が良いです。
焼いて作られるため、衛生的な用土で、挿し穂などを行うときにも良く使われます。
重量が通常の土の1/10くらいなので、土の軽量化に役立ちます。
パーライトを使用する理由:
下のほうの根が、上部より黒いものが多くなったのは、通気性不足(および過湿)と考えたので、パーライトを混ぜることで、通気性と排水性を良くしてみます。
●植え付け作業
植木鉢に土を入れていきます。
イメージはこんな感じです。
①植木鉢の底の穴が隠れる位、鉢底石を入れます。
これを入れることで、底の通気性・排水性をよくし、用土が穴から出るのを防ぎます。
②3mmのふるいにかけた赤玉(小粒)とパーライトを混ぜたものを、鉢底石の上に入れます。
パーライトは、赤玉の1/2~1/3程度入れました。
③メインの用土です。
赤玉(3mmふるい済み)とバーミキュライトを2:1程度で混ぜ、ちょっとだけパーライトを入れています。
これを(2)の上に少し入れます。
④そのあと、元肥えとして、肥料をいれます。
使用したのは、緩効性化成肥料の「マグァンプK」です。
※これも虫の発生を抑えるため、有機肥料ではなく、化成肥料を使用しています。
⑤その後、肥料の上に少しメイン用土を入れ、株を置きます。
用土を上まで入れます。
割り箸を使ったり、鉢をトントンして、用土が根の間も入るようにします。
⑥用土を上まで入れたら、表面にも肥料を施します。
※水やりをしたときに、バーミキュライトが浮かないように、表面を赤玉で覆っています。
⑦最後に支柱をたて、必要ならビニール帯で枝を固定します。
植替えは以上です。
●挿し枝の株も同様に植え替え
ちなみに、挿し枝の方ですが、鉢に植えた時(鉢上げした時)は少し枝から伸びていただけだったですが、
ひとシーズンで、これだけ生えていました。
挿し枝から作った苗は3株でしたが、全部植え替えるのは数が多くなってしまって大変なので、一番小さいものはせず。(まさか3本とも大きくなるとも思っていなかったので)
春からの成長が楽しみです。
↑宗家 源 吉兆庵の「陸乃宝珠」に使われていた生のブドウが美味しかったので、
育つといいな~、って種を取って冗談半分で蒔きました。
使用されているブドウは、「マスカット オブ アレキサンドリア」らしいです。
※実生の場合、実の特徴が親と同じにならないことも多いですが。。。
6個か8個入りの1箱から、5粒の種をゲットして、蒔きました。
2017年秋に植えて、5粒中1粒から芽が出て、育ちました。
本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。
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こんにちは。
タネから育てているブドウの苗は、2回目の冬を迎えました。
やっと落葉したので、今日は剪定と植え替えを行いました。
左:剪定・植え替え前、右:剪定・植え替え後
【目次】
1.作業時期について2.剪定作業について
3.植え替え作業について
4.このブドウの苗の由来について
1.作業時期について
・植え替え作業:落葉後の11月~翌2月
・剪定作業:落葉後の1~2月
・肥 料:2月、開花後の6月、結実後の9月
・水やり:乾いたら与える程度
1~2月は、ちょうど剪定と植え替えの時期になります。
・関連記事:基本作業 ブドウの育て方について
2.剪定作業について
冬の時期に行う選定作業は、枝を主幹から4~5節残して切ります。※前年の枝の葉の付け根に芽ができ、それが伸びて成長・実が付きます。
ブドウを結実させるには「よく充実した芽を残す」事が重要です。
また、夏に果実がなった場合は、枝をよく見て覚えておき、その枝を残すようにします。
今回の作業対象です。
メインの株(8号鉢)と、それを剪定した(半分の高さで切った)時に出た枝を挿し枝して作った苗(6号鉢)です。
剪定は、主幹(根元から立ち上がっている幹)から4,5節の所で切ります。
今回残す部分は、Y字になっている太い枝2本です。
細い枝は、良い芽が付いていないので、切落します。
上でぐるぐる巻いている部分は、剪定によってなくなります。
剪定して廃棄する方の枝にも、こんな立派な芽が。
挿し木して増やすならぜひ使いたいところですが、今年は増やさない(これ以上増やせない)ので、泣く泣く廃棄です。
所定の位置で切りました。
3.植え替え作業について
・過湿を嫌うため、水はけのよい土で行います。・落葉時期は根をいじっても大丈夫ですが、葉のついている時期にはNG。
・鉢植えの場合、根詰まりを防ぐため、2~3年に1回植え替えが必要です。
植替えを行います。(支柱は先に取り外しました)
メインの株はです。
1年目の冬に、5号鉢から8号鉢に植え替えたので、今回(2年目の冬)は鉢のサイズにまだ余裕があって、植え替えは楽々と思っていたのですが、、、
甘かったです。
すでにしっかりと、根を張っています。
そこからも根が見えていました。
スコップで、鉢と株の間を開けては、枝に付いている芽を痛めないように引っ張ります。
何度かやってやっと抜けました。
鉢いっぱいに根が張っていて、太いものも見えています。
ただ、下のほうが上に比べると黒くなっている根が多いです。
このままでは、元のサイズの植木鉢に入らないので、一回り小さくします。
根の下1/3程を切り詰め、割り箸などで根を切らないように、間の土を取り除いていきます。
これでは、まだ小さくするのが足りません。
植木鉢には入りますが、新しい根が生えるスペースがありません。
上の写真からもうひと頑張りして、小さくしました。
次は、植木鉢に植え付けます。
●用土説明
今回使用した用土です。
昨年は、鉢底に赤玉(大)を使用したのですが、今回は、軽量な鉢底石を使用しました。
(台風の時など)室内に取り込む可能性があります。
虫などの発生を極力避けたいので、堆肥(腐葉土)は使用していません。
右:鉢底に使用する鉢底石
軽い石でできていて、排水を良くするとともに、鉢の軽量化に役立ちます。
中:パーライト
・真珠岩を粉砕し、高温処理したもの。
・土壌の通気性と排水性に優れる。
・熱処理しているので、衛生的。
・とても軽いので、土壌に混ぜると土が軽くなる。ハンギングの鉢植えに最適。
左:赤玉土(小粒)
メインの用土。排水性・保水性および保肥性がいいです。
細かい赤玉土(粉)を取り除くために、ふるい(3mm)にかけてから使用しています。
下中央:バーミキュライト
保水性および保肥性が良いです。
焼いて作られるため、衛生的な用土で、挿し穂などを行うときにも良く使われます。
重量が通常の土の1/10くらいなので、土の軽量化に役立ちます。
パーライトを使用する理由:
下のほうの根が、上部より黒いものが多くなったのは、通気性不足(および過湿)と考えたので、パーライトを混ぜることで、通気性と排水性を良くしてみます。
●植え付け作業
植木鉢に土を入れていきます。
イメージはこんな感じです。
①植木鉢の底の穴が隠れる位、鉢底石を入れます。
これを入れることで、底の通気性・排水性をよくし、用土が穴から出るのを防ぎます。
②3mmのふるいにかけた赤玉(小粒)とパーライトを混ぜたものを、鉢底石の上に入れます。
パーライトは、赤玉の1/2~1/3程度入れました。
③メインの用土です。
赤玉(3mmふるい済み)とバーミキュライトを2:1程度で混ぜ、ちょっとだけパーライトを入れています。
これを(2)の上に少し入れます。
④そのあと、元肥えとして、肥料をいれます。
使用したのは、緩効性化成肥料の「マグァンプK」です。
※これも虫の発生を抑えるため、有機肥料ではなく、化成肥料を使用しています。
⑤その後、肥料の上に少しメイン用土を入れ、株を置きます。
用土を上まで入れます。
割り箸を使ったり、鉢をトントンして、用土が根の間も入るようにします。
⑥用土を上まで入れたら、表面にも肥料を施します。
※水やりをしたときに、バーミキュライトが浮かないように、表面を赤玉で覆っています。
⑦最後に支柱をたて、必要ならビニール帯で枝を固定します。
植替えは以上です。
●挿し枝の株も同様に植え替え
ちなみに、挿し枝の方ですが、鉢に植えた時(鉢上げした時)は少し枝から伸びていただけだったですが、
4月に鉢上げした時の様子 |
ひとシーズンで、これだけ生えていました。
挿し枝から作った苗は3株でしたが、全部植え替えるのは数が多くなってしまって大変なので、一番小さいものはせず。(まさか3本とも大きくなるとも思っていなかったので)
春からの成長が楽しみです。
4.このブドウの苗の由来について
宗家 源 吉兆庵HPより |
育つといいな~、って種を取って冗談半分で蒔きました。
使用されているブドウは、「マスカット オブ アレキサンドリア」らしいです。
※実生の場合、実の特徴が親と同じにならないことも多いですが。。。
6個か8個入りの1箱から、5粒の種をゲットして、蒔きました。
2017年秋に植えて、5粒中1粒から芽が出て、育ちました。
本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。
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