こんにちは。
2月も月末になり、暖かい春の陽気がやってきました。
今日は、2025年(令和7年)2月11日(祝・火)から3月2日(日)まで大阪天満宮で開催されている『てんま天神梅まつり 盆梅と刀剣展』に行ってきました。
<目次>
1.刀剣展
2.盆梅展
3.おまけ:刺繍御朱印
1.刀剣展
今回、盆梅と刀剣展が開催されるのは、大阪天満宮の「参集殿」という建物です。
入口を入ってすぐに、受付があるので、入場料(大人¥700)をお渡しして、さらに奥に進みます。
奥に進むまでにも、両側には盆梅の鉢植えが置かれています。
鉢植えの横には、品種と推定樹齢が書かれているのですが、推定樹齢100年前後のものも。
建物には、靴を脱いで(脱いだ靴は横に備え付けられたビニール袋に入れて出口まで持っていく)入ります。
建物に入ると、最初に、御祭神の道真公と梅・刀剣との関わりの説明が。
盆梅展は、皆さまがご存じの通り道真公が梅を愛でられていたから。刀剣展は、かつて戦国大名や武将たちが武運長久を願う神として崇められ、各地の天満宮に刀剣を奉納する習慣があったからです。
最初の部屋に入ると、そこには、菅原道真公の掛け軸(撮影禁止)と刀剣達が。
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掛け軸側から、刀剣を撮影。 |
左の天光丸は、今回も特別展示として展示されています。
所蔵は壷井八幡宮。
源義家(八幡太郎)が愛用したとされる。
伯蓍安綱の作で、北野天満宮の鬼切丸と同鐵(鉄)で作られた雌雄の太刀であるとされている。
右のパネルの加州清光も展示されています。
<加州清光>

天光丸とは違い、こちらは江戸時代の刀鍛冶の名前です。
(刀に名前がついている方が少なく、ふつうは刀工の名前で呼ばれる)
(刀に名前がついている方が少なく、ふつうは刀工の名前で呼ばれる)
正式な名前は、加州金沢住長兵衛藤原清光。
彼の刀を使っていた有名人としては、新選組の沖田総司や、東条英機らが居る。
彼の刀を使っていた有名人としては、新選組の沖田総司や、東条英機らが居る。
伊勢神宮では20年に一度式年遷宮が行われますが、この時1500点余に及ぶ御装束神宝のすべてが古式のままに新しく調進されます。
この太刀は、現代の刀工が当時(昔)の材質、技法で再現したものです。
太刀をよく見ると、刀の刃を下にして展示してあるものと、上にして展示しているものがあるのがわかります。
天満宮の方によると、、
刃を下にしているものは、南北朝以前に作られた古い「太刀」。上にしているものは江戸時代以降に作られた「刀」。
太刀の方が、刀よりも反りが強い。刀は太刀に比べ反りが少ない。
また、金銅作御太刀に関しては、まったく反りが無く、これは太刀というより「剱(つるぎ)」になるということです。
刃を下にしているものは、南北朝以前に作られた古い「太刀」。上にしているものは江戸時代以降に作られた「刀」。
太刀の方が、刀よりも反りが強い。刀は太刀に比べ反りが少ない。
また、金銅作御太刀に関しては、まったく反りが無く、これは太刀というより「剱(つるぎ)」になるということです。
作るのは、まっすぐに作る方が難しいのだそう。(普通に作ると反りが入る)
足元にはホットカーペットが引いてあり、嬉しい心遣い。足裏の冷えを気にせずゆっくり見ることが出来ます。
大阪天満宮の方の説明も楽しく、いろいろと勉強になります。
大阪天満宮の方の説明も楽しく、いろいろと勉強になります。
2.盆梅展
道真公の掛け軸と刀剣の部屋を抜けると、盆梅が置かれた部屋に。梅の良い香りがしています。こちらも部屋の中はホットカーペット有り。(廊下は無し)
例年より、少し開花が遅れているようです。
(推定年齢というのは、書物で年代がわかるというものではなく、曽お爺さんの代にはあったのような感じで、大体の年代を推測しているそうです。)
右の大和野梅は推定300年。幹はすでに風のような動きのある状態に。
普段は専門の植木屋さんに管理はお願いしているそうで、この時期になるとここに運んできて、お披露目しているとのこと。
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