注目の投稿

薬師岳に行ってきました ~2日目:太郎平小屋から薬師岳山頂~

こんにちは。
7月8日(月)~10日(水)に薬師岳に行きました。
今日は10日(2日目)の様子です。
※2日目も写真が多いので、2回に分けます。

10日中に、薬師岳に登って折立登山口に戻りたいので、ちょっとだけ早い目の行動を。
朝4時に起きて、朝ごはんを食べ、5時15分に太郎平小屋を出発。
アタックザックに雨具や行動食・飲み物など必要なものをいれ、残りは小屋に置いておきます(小屋にデポします)。

5時15分、小屋前から見える北アルプスの山々。
昨日とはうって変わって、朝は快晴です。

こちらは薬師岳の方面。
昨日9日は雲に覆われて見えませんでしたが、今日はしっかりと見えています。
薬師岳に「おいでよ」と言われている気がします。
4度目の正直、今回は薬師岳に登りたいです。

薬師峠・薬師岳方面につながる木道、ここを歩いていきます。

薬師峠の方へ少し(5~10分程)歩くと、太郎平小屋前からは北鎌尾根しか見えなかった「槍ヶ岳」の穂先が見えてきます。
やはり、槍ヶ岳は穂先が見えている方が好きです。

木道の左右は高山植物の草原になっています。

20分ほどで、薬師峠に到着。
ここは薬師峠キャンプ場といい、テント泊が可能な場所です。
トイレと水場も近くにあります。
受け付けは太郎平小屋で行います。
今日は誰もいないようです。テント数0でした。

テント場を過ぎると、小川沿いを上がっていきます。
小川沿いで水が豊富なので、このようにみずばしょうが生えている所も。
運よく、花が残っているものを見ることが出来ました。

登山道はこのように岩が多いです。

道にキヌガサソウほかいろいろな高山植物が生えています。
キヌガサソウ
小川沿いを離れると、今度は雪(雪渓)が出てきます。
場所によっては雪渓上を上がりますが、 アイゼンが必須というほどではありませんでした。
雪渓の上を上がるときは、なんだかテンションが上がります。
楽しいです。

雪渓の縁で見つけた、ハートマークっぽい穴。
ハートマークに見えなくもない??

道沿いには様々な高山植物がみられます。
雨の後なので、フレッシュです。
タカネヤハズハハコ(蕾)
ハクサンイチゲ
そういえば高山植物の名前、ハクサンとかミヤマとか多いですね。

6時6分、山の稜線から朝日が昇ってきました。
山頂からではないですが、ご来光です。ありがたや~。

雪渓を上がると、薬師平という平らな場所にでます。

ここには目印のケルンがあります。
※写真真ん中の石の山。
槍ヶ岳や三俣蓮華岳か見えています。

槍ヶ岳をかなりズームで。
尖がった姿、かっこいいです。
槍ヶ岳
この辺りから、そろそろ稜線を歩く感じになります。


雪渓交じりの登山道を上がっていきます。
ハイマツもあるので、雷鳥を探しながら登ります。
残念ながら見つけられず。。。

少し平らな場所に出ます。
妖怪ポストみたいな標識。(字は消えかかって読みにくい)

下の写真のように、広場になっています。
今日のように、視界が良い日は向かう方角を間違えることはありませんが、視界不良の天候時や夜間などは、行く方向に気をつけたい場所です。
道しるべのロープやケルンがあります。

横をみると、弥陀ヶ原の平らな大地が見えます。
※写真ではちょっとわかりにくいのが残念。
真っ平らです。

道沿いの岩にイワヒバリのヒナが。かわいい。
すぐそばには餌をとってきた親鳥がこちらの様子を見ながら、遠巻きにヒナに近寄っていき、ヒナを呼んでいました。私たちから少し離れると、餌をもらっていました。
このヒナは、すでに親鳥とあまり変わらない大きさで、滑空することはできました。
イワヒバリのヒナ
太郎平小屋を出発して2時間弱で、薬師岳山荘に到着。
ここから薬師岳山頂まで、1時間くらいです。

薬師岳のこれから歩いていく方向を見ます。
いくつか小さな山があります。

少し登りました。山頂方向へ近づいている感じがします。

雷鳥が見つからないので、代わりに雷鳥型の石をケルンに設置。
雷鳥ケルンです。

振り返ると、先ほど通った薬師岳山荘と、その先に出発地点の太郎平小屋が見えます。
太郎平小屋まで数キロあるのですが、そう見えないのが山での距離感の怖いところ。

屋根と扉が壊れた避難小屋の所まで登ってきました。
頂上は矢印の所ですが、ここからは横移動になるります。
もう一息です。

山頂に向かう途中、イワウメ発見。

ついに山頂に到着です。
山頂には、薬師如来を祀った祠があります。
念願の薬師岳山頂です。

反対側から見た方が、山頂の目印は見やすいです。
薬師岳、標高2,926mです。

祠の扉は閉まっていて、お賽銭は賽銭箱の前にある穴から入れます。
扉は閉まっていますが、祠のガラスが1枚割れてしまっていて、中が直接見えます。
※ガラスは水滴で曇っていて、いまいち見えない。

祠の中には、薬師如来やお地蔵さまが安置されています。
薬師岳、山頂祠内部
真ん中が薬師如来さま。やっとお会いできました。
薬師如来さまは金ぴかです。

祠の向こうには、天然記念物の「薬師岳の圏谷群」の一つ、金作谷カールが見えます。
だいぶ雲が出てきました。
金作谷カール
取敢えず、念願の山頂に登ることが出来ました。
ここから太郎平小屋経由で折立登山口まで、標高差約1,500mを一気に帰ります。
無事降りるまでが登山です。
長くなったので、下りはまた次にします。

関連記事:
・薬師岳に行ってきました ~1日目:折立登山口から太郎平小屋まで~

・薬師岳に行ってきました ~1日目②:太郎平小屋のまわり散策と夕ご飯~


ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。

登山・キャンプランキング