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こんにちは。
関連記事:同じ日に行った、談山神社についてはこちら。
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(2020/07/21)
6月1日~8月31日まで安倍文殊院で、「金閣浮御堂霊宝館 夏の寺宝展」が開催されています。
先に紹介した談山神社とは5km位の距離にあるので、同じ日に行ってきました。
●安倍文殊院について
獅子に乗った騎獅文殊菩薩や善財童子など超有名な国宝のある寺院です。
孝徳天皇の勅願によって大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が安倍一族の氏寺として建立されました。
境内には文殊様のいる本堂の他、弁財天、奈良時代の遣唐使・安倍仲麻呂、平安時代の陰陽師・安倍晴明がお祀りされている方位災難除けの金閣浮御堂や特別史跡の古墳、安倍晴明が天文観測をしたと伝わる展望台などがあります。
詳しいことは、公式ホームページでご確認下さい。
多武峰妙楽寺(現在の談山神社)の釈迦三尊像が引き取られたのもこちらのお寺です。
●駐車場と亀パン
境内駐車場は、駐車料金500円。売店に支払います。
談山神社に行った後だったので、小腹が空いたため名物「亀パン」を購入。
お値段300円。
ボケ封じに効果があるとかないとか。
亀パンは「噛めパン」にもかけてあり、噛むことで脳が活性化するとか。
中は南瓜餡が入っています。
街中のパンに比べるとちょっとお高目ですが、そこは縁起物ということで。
売店の後ろの斜面上には稲荷社があります。
ここの稲荷は、安倍晴明の母親と伝承される白狐・信太森葛葉稲荷をお祀りしています。
関連記事:信太森神社へ ~白狐伝説と大クスのある神社~
(2019/02/09)
●本殿および騎獅文殊菩薩像
今回、安倍文殊院に来た目的は2つ。
1つは、社会科の教科書(又は資料集)などで一度は目にしたことがある、騎獅文殊菩薩像および善財童子像を見ること。
もう一つは、金閣浮御堂霊宝館 夏の寺宝展を見ることです。
料金は、
A・国宝文殊菩薩 700円(お抹茶・菓子付き)
B・金閣浮御堂霊宝館 700円(七まいりおさめ札・御守り付き)
A+B・2か所共通拝観券 1,200円
もちろん、2か所共通拝観券を購入しました。
コロナの影響で、お抹茶+菓子ではなく、うちわ+菓子になってました。
うちわは7月1日~8月31日限定のようです。
お菓子は吉野くず入りの落雁です。
うちわの表・裏はこんな感じです。
本堂は、寛文五年(1665年)に再建された元安倍寺満願寺の本堂です。
七間四面の入母屋造の本瓦葺に加え、礼拝堂が併設しており、更には本堂奥に総和48年に完成した文殊菩薩を安置する大収蔵庫があります。
本堂にはその他に釈迦堂があり、ここに多武峰妙楽寺(今の談山神社)の御本尊であった釈迦三尊像が安置されています。
写真撮れないので、購入したパンフ(?)で。
左がパンフレット本体、右は一緒についてくるもの。全部で800円。
この獅子に乗った「騎獅文殊菩薩像」を中心に、善財童子(右から2番目)、優填王像(一番右)、須菩提像(左から2番目)、維摩居子像(一番左)の5体で「渡海文殊群像」を構成しています。
これら5体はすべて国宝。
維摩居子像以外は、かの有名な仏師の快慶作(鎌倉時代)。東大寺の仁王像を作った運慶・快慶の快慶です。
ことわざ「三人寄れば文殊の知恵」の文殊とはこの文殊菩薩の事。
獅子と合わせた高さは7mあります。
近くで見ると、その大きさと端正な顔立ちに圧倒されます。
※安倍文殊院の公式ホームページに写真と説明が載っているので、こちらからどうぞ。
御朱印は本堂横の受付でいただけます。
本堂へのお参りが済んだ後にいただきました。
●金閣浮御堂霊宝館
本堂で心ゆくまでご本尊の文殊菩薩を堪能したしたら、もう一つの目的地である、金閣浮御堂へ。
池の上に建てられた建物で、池にはコイやカメがいます。
左端に写っている灯篭は、2020年7月7日時点の総理大臣が奉納したものでした。
(苗字が安倍ですからね。)
受付で、御守りと七まいりのおさめ札をいただきます。
七まいりとは、金閣浮御堂の周りを「○○しませんように」と念じながら回り、回るごとにおさめ札を箱に入れていきます。
これを7周行います。
願い事は、7周同じでも、変えても良いですが、厄除けなので「○○しませんように」と念じるのだそうです。
これが実際の札。(3周してから撮ったので、既に3枚おさめた後です)
1枚づつ切り離し、納めます。
七まいりした後は、中に入ります。
金閣浮御堂霊宝館の中には、開運弁財天・安倍仲麻呂・安倍晴明の御尊像がお祀りされています。
また、堂内の六面の壁には、秘仏の十二天軸がお祀りされています。
十二天軸は、春夏秋冬の寺宝展で三枚づつ、弁財天大祭の時は十二天すべてが開帳されます。
●安倍文殊院
所在地 奈良県桜井市阿部645
電 話 0744-43-0002
受付時間 午前9時~午後17時迄(年中無休)
公式ホームページ
https://www.abemonjuin.or.jp/
関連記事:同じ日に行った、談山神社についてはこちら。
(2020/07/10)
本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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